Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ゲンジボタルの光

    鶴岡市内のホタルのポイントもまた新しく何カ所か見つけたところですが、
    先日、鮭川村のYさんから教えていただいた最上郡某所の様子も気になります。
    現地の状況は読めないものの、夕方から移動して様子を見てきました。

    結果、Yさんより聞いたポイントでは、思っていたほどの数が出ていませんでした。
    21時過ぎまで撮影を試みましたが、場所を変えてみることに。
    その川の下流へ下流へと向かっていくと数が増えていくように感じました。

    ここならという場所でいつものように軌跡を撮影。
    鶴岡ではまだこれほど密度の高い場所に出あっていません。

  • クワキジラミ


    クワの葉に真っ白な毛のようなものが見えます。
    これはクワキジラミの幼虫が出すロウ物質。


    葉裏には、終齢幼虫がたくさんついていました。
    お腹の先についている長い紐状のロウ物質は、さわったりすると簡単に落ちてしまいます。

    終齢幼虫と書けたのは、別の葉に羽化した成虫がいたからです。

    まだ羽化してあまり経っていないので明るい色をしていますが、しばらくすると茶色っぽく変わっていきます。

  • カメムシ3種 ほか

    数日前からウラクロシジミを目の前にしながら、撮影できず見送っています。
    とまりません、このチョウ。ずっと飛び続けていて撮影のチャンスがありません。
    たくさんいるのに、どうしようもない感じ。悔しい。

    以下、ウラクロを見てまわっている最中に見つけた虫たちです。


    産卵中のセアカツノカメムシ


    トホシカメムシ。
    これを「トホシ」と呼ぶことには以前より抵抗を感じます。


    ヤニサシガメ。小さなアリを補食中です。


    ツマキシロナミシャク。
    道沿いの木々から飛びだしてきます。


    オオイシアブ。ビロウドコガネを捕食中。


    アオジョウカイはカミキリモドキの一種を捕食中。それともかみついただけ?
    カミキリモドキは有毒だと思いますが、このあと無事だったでしょうか。

  • ゲンジボタル

    今日は地元庄内のNHKカルチャー教室でホタルの観察会。
    そろそろこちらのゲンジボタルもいい季節に入ってきました。

    講師をやる傍らでの撮影でしたが、なかなかいい具合に写りました。
    30秒露光の画像2枚からの合成です。

    雨がなんとか持ってくれてよかったです。
    ホタルの数も期待以上で、受講生の皆さんにも喜んでいただけました♪

  • ゴイシシジミの卵・幼虫

    先日、鮭川村でゴイシシジミの卵を撮影しましたが、あとで失敗に気づきました。
    真上からしか撮影していなかったので、ゴイシシジミの卵の特徴的な形がわからないのです。
    そこで、鶴岡市内のゴイシシジミで探してみました。

    ほぼ鮭川村と同じように、ゴイシシジミの季節は流れているようです。
    真新しい卵がありました。

    円盤型とでもいいましょうか・・・
    もっとイイ表現がありそうですが、うまいのが見つかりません。
    とにかく、シジミチョウの卵のなかでは特殊な形です。

    タケツノアブラムシ、で正しいのか自信がありませんが、このアブラムシ。
    群れの中には、前脚の太い、尖った口が大きな兵隊がいて、敵を攻撃する役目をもつのですが、
    この写真のアブラムシが何となくそんな動きに見えます。

    ただし、すぐに止めてしまいましたのでよくわからなくなりました。
    兵隊らしくないようにも見えますし、たまたまこんな形にとまっただけかも知れません。

    ついでに記しますと、卵の外側に丸く白いラインが入っているのが気になります。
    同じような卵が他にもいくつか見られました。

    アブラムシからやや離れたところにゴイシシジミの若齢幼虫が見えます。

    上の写真の部分アップ

    糸を吐いてテント状の巣を作っているのは1齢〜2齢だそうです。
    周りに卵の殻も見えます。

    アブラムシのひからびた死骸がありました。

    ゴイシシジミの幼虫が食べたあと?
    幼虫はアブラムシをバリバリかじるわけではないのでしょうか。