数匹の幼虫が孵化して女王は忙しそうです。
日本で最も小さなトンボです。浅い湿地に暮らしていて、今がまさに最盛期。真っ赤な雄と縞模様の雌がペアで産卵しているのが見られます。
小さなトンボが高速で飛び回る様子は眼で追うのも大変です。 30倍以上に時間をのばしたスローモーションで、草にぶつかりながら、ちょっと不安定なホバリングで、打水産卵のタイミングを図っている様子が見えてきました。小さな身体から生命力が溢れそうです。映像を確認していて、なんだか震えてきました。
最後は産卵中の雌を別の雄がさらっていきます。フレーミングもフォーカスも追いつかずギリギリの撮影でした。
6月2日に結婚飛行を終え地上で翅を落として歩き回っているクロオオアリの女王を見つけました。採集して用意していたケースに入れて飼育を始めましたが、すっかり忘れてしまって、半月経って中の様子を見ると・・・女王はこの通り、たくさんの卵を産んでいました。とても元気そうです。
女王は時々卵をならびかえたり、口ひげで撫でてキレイにしています。 3時間くらいカメラを回しっぱなしにして出かけたら、その間に新たな卵を一つ産卵していました。フォーカス固定で、残念ながら女王アリはほとんどピンボケでしたが、全くダメな絵でもないのでアップします。
雌単独の産卵ですが、少し離れたところで雄が見張っています。 シオカラトンボと同じような感じです。
カメラ:Chronos 2.1 レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8 撮影:1000fps 再生:60fps、30fps
同じ映像を3回繰り返しています。通常速度、16.66・・・倍スロー、33.33・・・倍スローです。一回目の打水の時に赤い卵塊が飛んでいくのが写っています。水滴が飛んでいく先で小枝にあたりますが、その瞬間から見えます。0:07〜0:09、0:40〜0:50辺りに注目してみて下さい。注意してみないとわからないレベルです。
ハルジオンに訪れた小さなハナバチ。たぶん二種だと思います。 ハチも前翅と後翅を連結させて飛びますが、翅の連結は飛翔していない時はどうなのか、高速度カメラで見ていても、分かりにくいです。 この動画の最後の一匹の飛び立ちでは、羽ばたき開始の瞬間に連結される様子が比較的わかりやすいです。翅を立てて羽ばたきを始めるまでの時間が比較的長いため、前翅と後翅が連結していないのがよくわかるのです。細かいことですが・・・
カメラ:Chronos 2.1 レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8 撮影:2142fps 再生:30fps