庄内砂丘の松枯れのニュースはこれまでもよく聞いていましたが、昨年は被害甚大だったようです。迂闊にも気づかずに、あまりの荒廃ぶりに唖然としたのは今年3月の事でした。


ファミマの脇から入ったところです。あまりの変貌ぶりに、以前の光景を重ねようにも、もうどこがどこか分かりません。
松枯れは、マツノマダラカミキリの体内に寄生しているマツノザイセンチュウによって引き起こされます。線虫はマツノマダラカミキリが枝をかじる時に松に侵入し、その後の数カ月のうちに線虫は松の中で爆発的に増殖。その結果、水分を運ぶ「仮道管」を詰まらせてしまいマツを急速に枯死させてしまうのです。
松枯れが進んでいるなればマツノマダラカミキリが多数いるはずなのに、実は私、見たことがありませんでした。見ようとも思ってなく、そうなると全然気がつかないものです。

ところが、ふと道脇の若い黒松に眼をやると何とすぐに一匹見つかってしまいました。
撮影画像をチェックすると枝をかじった生々しい傷がストロボ照射でよく写っています。長時間に渡ってこの場にとどまって摂食しているようです。

眼が慣れてくると、周囲に次々に見つかります。これは大変な事態と実感しました。




庄内の松枯れはかなり深刻な状況です。マツノマダラカミキリの個体密度の高さに絶望的な気持ちになりました。江戸時代から続く広大な松林は、もはや風前のともしびと言っていいでしょう。


















