Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

月: 2012年4月

  • 紫外線撮影への挑戦(3)

    ふりだしに戻りました。。。
    先日OM-Dに紫外線写真用のフィルターを合わせてフクジュソウを撮影したところ、思わぬ結果のよさに大きく心が動いたのが最初。勢いE-PL1の改造に取り組んで、再び紫外線写真の沼にはまり込んでしまったのですが、数日の格闘の結果、気がついたら最初の時点に戻っていました。

    E-PL1での撮影です。前回までのフィルターに、更にもう一枚、手持ちの赤外カットフィルターを足してみました。出てきた結果を見て、これはもう笑うしかありませんでした。カメラのセンサーから外した青いフィルターは、今日レンズの前に追加したケンコー製赤外カットと非常によく似た特性だったようです。色合いも見た目そっくりですし。改造直後にしまったと思ったのは、デフォルトのE-PL1に紫外線写真用フィルターをつけて試し撮りを一切やっていなかったことでした。

    そして、この数日の試みでうすうす感じ始めていたこと。何だか赤外写真を見ているようではないか?フィルターから赤外がかなりもれているんじゃないか?実を言うと、昨日海野さんから電話があり、まさにそのような指摘をもらっておりました。
    各フィルターの分光特性を見ると、明らかなのは700nm付近に1割ほどの透過率で赤外線を通していて、それ以上の赤外も数%通していることが予想できます。わずかな光量で問題無いと思いたかったけど、そうではなかった・・・
    今日のこの結果で、すべてが完全に繋がった感じです。

    私がこれまでブログで公開した写真のうち、紫外線写真と呼べるものは、残念な事ですが、どうやら先日のフクジュソウの写真くらいしかなかったようです。でも、これからはいくらか自信を持って紫外線写真と呼べるものを撮影していけそう・・・いやまてまて、本当にそうなのかな?他の二種類の紫外線フィルターと入れ替えたらどうなるのかな?
    おお、、なんてこった。

    と、まあこんな具合に、これから先も紫外線写真の結果に一喜一憂することが予測されますが、少しずつ進めていきたいと思います。

    本日の収穫はもう一つ、ストロボを光源にしても結果が良さそうだったこと。紫外線ストロボはたぶん発光管が紫外線透過率の高いものを使っているのでしょうけど、普通のストロボでもそれなりに紫外線を放出しているようです。今日の紫外線写真は全てストロボを使いました。

    川原のヤナギの花。

    実際に虫の眼にどう見えているのか分かりませんが、何とも魅力的な輝きを感じます。

    ヤナギの通常光での画像

    鉢植えのウメ

    フキノトウ

    庭のまだ花が開いていないものです。花が咲いたときどうなるのか、楽しみです。

  • 紫外線撮影への挑戦(2)

    E-PL1を紫外線専用カメラに作りかえ、期待いっぱいに試し撮りにのぞんだのですが・・・
    またものすごく赤のかぶった画像になりました。

    これじゃノーマルのOM-Dにフィルターをつけた時の方が良かったんじゃないかと悩んでしまう結果です。
    といっても、前に入手したFull Spectrumタイプのカメラも同じような色傾向でした。
    だから、たぶんこの結果は、向かっている方向は・・・間違っていないのでしょう。
    こんな色の画像になるはずがないと思うから、何だかがっかりしてしまうのですが、むき出しのイメージセンサーにできるだけ紫外域に絞った光を送った、その結果がこれです。

    さて、問題はここからです。
    以前はRGBのチャンネルのうち、Rの情報を除いて(黒でつぶして)赤みを消し、それらしい画像を作ったりしましたが、それは決して正しい方法とは思いません。なぜなら、フィルターを通ってイメージセンサーに達した光は、すでに我々の目には見えていない波長のものだからです。PhotoshopはRGBそれぞれのチャンネルにわけて表示してくれますが、これにたよっては(うまく説明できないですが)間違ったものを生み出してしまいそうに思います。そもそも我々に見えない光の世界ですから、単にセンサーの反応の強弱、つまり輝度情報だけをとらえるべきなのかも知れません。それならいっそモノクロ像にしてしまった方が正しい・・・と考えるべきなのです。
    しかし、そうは理解していても、この謎多い世界をカラーでとらえてみたいという気持ちは消せません。なぜ?・・・それはたぶん、様々に試していると、奇跡の色がたまにチラチラッと見え隠れするからなのでしょう。

    さて、フクジュソウの画像に盛大にかぶっている赤み。試行錯誤の末、まずは全体の色味をグッと落としてみることにしました。色温度は最低の2000K。色偏差、彩度もいつも決まった値だけ落として処理できるよう、紫外線処理用のテイストを作ってみました(SILKYPIX)。

    こんな簡単な事に一晩もがいてしまいましたが、現時点ではこれが最善の策と落ち着きました。でも、まず間違いなく、これで決まりではありません。次にもっといい方法が見えるまでの繋ぎとなるでしょう。まずフィルターの再検討あり、レンズの選択の検討あり・・・まだまだ迷走は続きます。

    以下、同じように処理した画像です。

    フクジュソウ

    フキノトウ

  • 紫外線撮影への挑戦(1)

    E-PL1のイメージセンサーから赤外フィルターとローパスフィルターを外しました。OM-Dを使いはじめて、E-PL1が使わないカメラになってしまうのももったいないと、それならかねてから考えていた紫外線撮影専用のカメラにモディファイしてしまおうと思ったのです。やりかたは天体写真を撮る人達がやっている試みを真似てみました。
    フィルターを外したあとは、安全のために何かカバーするガラスをつけるべきなのかも知れませんが、適当なものが見つかりません。紫外線の透過のいいガラスって難しそうです。下手なものを入れてさえぎるくらいなら、一切を取ってしまう方がBetterなはずです。思い切ってそのままで行く事にしました。

    レンズの前にフィルターをつけないと、紫外線と赤外線の領域もみな反応してしまうはず。
    では・・・テレビの赤外線リモコンでテストしてみましょう。

    まぶしいくらいに赤外線ランプが光っているのが見えます。

    これはビデオ映像からの抜き出し画像

    続いて、手持ちの赤外カットフィルター(BG40)をレンズ前に置いてテスト

    だいぶ光量が落ちますが、まだ赤外線を通しているのがわかります。

    室内で、もう一つ面白い発見がありました。
    こちらは赤外カットフィルターを通して石油ファンヒーターを見たところ

    ほとんど普通に見えています。

    フィルター無しで見たところ

    吹き出し部分、奥に見える金属板が写っています。赤紫に見える意味はわかりませんが、とにかく、赤外線を放出しているのということでしょう。中の炎も、通常より明るく写っています。

    さて、次は実際に外にカメラを持ち出してテストしてみましょう。

  • アカシジミの卵?

    見つけた場所は鮭川村。
    夏にウラナミアカシジミをたくさん見た場所ですから、この卵はアカシジミではなく、ウラナミアカシジミの可能性も高いです。両種の卵の区別点がわかりません。。。

    15枚の画像から深度合成。
    前日からの猛烈な風によって落ちた枝が道ばたに散乱していて、そこから見つけました。
    普段届かない高所の卵を見つけるなら、今がチャンスでしょう。

  • フクジュソウ

    えらい風が吹き荒れているけど気温は高く、今日もまた庭の雪がだいぶ融けました。
    気がつくと庭のフクジュソウも満開。そこでふと思いました・・・OM-Dの画像素子の紫外線特性はどうだろう?
    手持ちの紫外線写真用フィルターは紫外線透過可視吸収(u330)と赤外線吸収 (BG40)の組み合わせ。
    これで近紫外線の300~400nm付近の世界を覗いてみようというわけですが、カメラによって紫外線に対する特性が様々で、どんな写りになるか撮ってみるまで分かりません。

    こんなフクジュソウが・・・

    こう写りました。

    ホワイトバランスは太陽光、ほとんど処理らしいことをしていませんが、面白い結果がでました。綺麗に写らなくてもいいやと感度6400で撮影したのが、うまく効いたようです。
    といっても、この最初の試みだけでOM-Dは紫外線撮影向きとは判断できません。他にも色々撮ってみないとね。

    ところで・・・
    光のスペクトルの図を見ると、可視光ギリギリ〜近紫外にかけては赤紫色で示されていますが、そのことと、紫外線フィルターを通した画像が赤紫色にかぶってしまうことと繋げて考えて良いモノでしょうか?
    何しろ見えない色の世界のこと。どう理解していいのか、いまだによくわからないままです。

    庭にでたフキノトウは、また違った感じに目立って写りました。