鳴き声のデカさの割に動きはかすかなアブラゼミです。スローで見てもツマラナイかと思いましたが、移動時の鳴き声が予想していなかったリズムになって、ちょっと驚きました。音質が全く違いますが、まるでキンヒバリのようなリズムに聞こえませんか?
FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。
鳴いているヒグラシを見るなら、朝か夕方と勝手に思いこんでいました。それも、コナラのような広葉樹がいいと・・・長く過ごした小諸での経験が邪魔をしてしまっていたようです。
スギ林のヒグラシは日中からよく鳴いています。朝や夕方のような大合唱ではありませんが、移動も少なく、ずっと撮影しやすい事をようやく知りました。木洩れ日もあり、適度な薄暗さもありなのがいいのでしょうか。
それにしても、なんで今まで気がつかなかったのだろう。太いスギの幹の眼の高さくらいのところにたくさんとまっていて、汁を吸ったり、産卵していたり、手でつかめそうです。スギ林で鳴いているのは気づいていましたが、高い梢の方にいるものと思いこんでいました。ちょっと踏み込めばスグに分かった事なのに・・・
チリチリ・・・と単調な音と思っていましたが、スローにするとやや複雑な翅の動きが見えてきました。
FSRAW240fpsを60fpsに変換すると4倍スロー、24fpsに変換すると10倍スローです。先日からの音声同録スローも、4倍じゃなく一気に10倍スローと行きたかったのですが、実は奇妙な壁にぶちあたっていました。Premiereプロでの編集の問題と思います。映像を速度10%、音声は速度8.79%に調整した時点では気づかなかったのですが、いざ、いつものようにYouTube用H.264に書き出してみると、なぜかスロー音声が無音になってしまいます。編集中は問題なく音が出るのに・・・ノーマルスピードの方は音は出るのに・・・Proresとかファイル形式を色々変えて試してみても、やっぱりダメです。
試行錯誤の結果、音を10%未満にすると書き出したファイルが無音になる、とわかりました。10%はOKで、9.9%はもうNGです。それで、音の方を10%にして、映像の方を10%よりちょっと速めて11.37%にすることに。理由はさっぱりわかりません。何か見落としているのかな・・・以下、完成ファイル
先日YouTubeにアップしたナキイナゴとニイニイゼミの音声同録スロー動画ですが、何度か見ているうちにやっぱり音がズレている感じがします。そこで、オルゴールを撮影して徹底的にタイミングを合わせてみることに。
▲ほぼタイミングが合っていると思います。音ズレの修正値は次の通りです