林の中に積まれたスギの伐採木で、クマバチが巣作りの真っ最中でした。

ブンブンいう羽音ももちろんですが、カリカリという木をかじる音が結構大きく、それで気づきました。
見ていると、いい場所は決まっているようで、他の雄が次々に通りかかります。
坑を開けているものがいると、ちょっかいを出します。あわよくば乗っ取ってしまいそうな勢いです。


谷閒に入ると、ブユがたかって大変!
車の窓を開けていようものなら何匹も入ってくるし、なぜか両サイドミラーに10匹以上群れ飛んでいるし、外に出たらもう・・・
ところが、いざ吸血シーンを撮影してやれと構えていると、これがうまくいかないのです。
彼らはズボンの裾口とか袖口あたりにもぐり込んで血を吸うのが得意なようで、なかなか左手の甲のような撮影しやすいところで始めてはくれません。
無駄に血を吸われながら、なんとかうまいところに誘導しました。
吸血の様子をアップで撮影してみると、前脚を浮かせていて前傾姿勢。こうして口のあたりに体重を乗せて、皮膚を貫いているということなんでしょうか。
服との隙間にもぐり込んで血を吸うのも、そうした取っ掛かりがあると口を刺しやすいためかも知れません。

頭を皮膚に押し当てているため、口のあたりがどうなっているのか見えにくいです。
でも、角度を変えている余裕がありません。もうお腹いっぱい血を吸っていて、今にも飛んで行ってしまいそうな状況です。
別個体でやや上から見てみました。

ピントが浅いこともあって、やっぱり見えにくいのですが、尖った口が皮膚下を前方に向かって入っているようです。

本日よりスタートです!
今年、私は、今年初めに撮影したカブトムシ幼虫の気門という、絵としては非常に地味な写真を出しています。
地味ではありますが、自分の中では、発見の喜びにあふれた大事な一枚であります。

SさんとAさんから、エゾヨツメを撮った(捕った?)との報告をいただきました。
そこは、私も一昨日に夜のガを探した場所。う〜ん残念だけど、今頃見られるんだということが分かっただけでもありがたいです。
もしかしたらと夜に再び出かけてみましたが、気温が下がったためか、残念ながら収穫は少なめでした。。。
でも、流石にもう5月後半。季節が進んで、全くの空振りという事もなくなってきました。
ガガンボかと思った虫がガガンボモドキの一種だった。
収穫というほどでもないかも知れませんが、ちょっと面白かったので記しておきましょう。

まず灯りに来るというのが意外でした。
ストロボを光らせるとビックリして動いてしまうから深度合成には無理がありますが、このヤナギハムシは割とじっとしていてくれました。
手持ちでの4枚の画像からの合成です。

注目したのは附節の下側です。
毛束が二層構造になっているのがわかります。ガラス面も歩ける秘密がここにあるはずです。
こちらはヤナギハムシの前翅。うっすらと緑色に輝きます。

こちらはイタドリハムシ。

色の層の外側を透明な層が覆っているように見えました。
ついでに脚先を撮影。ヤナギハムシとほとんど同じ構造です。
