Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • コハクチョウ

    今日は朝からお昼過ぎまで人間ドックで病院に。

    待ち時間が長いのにいつもながら閉口します。その間、9階の窓から鶴岡の街を見下ろしていましたが、やたらトビの姿が眼に入ってきます。上昇気流に乗って、数羽集まってくるくる楽しそうに旋回しております。
    この冬は鳥の撮影から遠ざかっていましたが、そんな姿を見ているうちに、何か火がついてしまったかのようで、3時過ぎになってから、ハクチョウの集まる田んぼに向けて車を走らせておりました。

    田んぼの雪はところによっては浅く、ハクチョウたちは、そんな場所を目ざとく見つけて、熱心に口を動かしております。

    緑の草が美味しそう。ワラのようなものばかり食べていると思ってましたが・・・そりゃ、瑞々しい方が美味しいに決まってます。この冬は雪が深くてエサ探しには困ったでしょう。田んぼではしばらく連中の姿を見ませんでした。雪解けが進んでいけば、こうしてまた田んぼに戻ってくるでしょうか。

    偶然ながら、面白いシーンが撮れました!狙っても、そう簡単には撮れない瞬間と思います。

    ナカナカの快便のようです。。。

  • トビムシの一種

    今年は雪が深いです。地表が出ている場所はまだまだ少なく、やっと見つけたエノキの根元で落ち葉をめくってみたものの、越冬昆虫はまるで見つかりません。
    そのかわり元気に歩きまわるトビムシの姿がやたら目につきました。

    体長2mm以上もあり、トビムシとしては大型です。

    このトビムシ、全然飛ぶ様子がありません。

    お腹の下の跳躍器があまり発達していないのかも知れません。

    そして、頭部に眼らしいものが見えません。

    アップにすると頭部中央に横に並ぶ4つの点の様なものが見えますが、これはいったい?

  • 春のきざし

    久しぶりに一日よく晴れました。畑の雪もとけ始めてギラギラ輝いています。

    これはきっと気温が上がったろうと思ったのですが、アメダス情報によると最高気温はなんと3℃。
    驚きました。日差しがあるというだけで、何と暖かいことか。。。

    もひとつ嬉しかったのは月山の姿でした。

    上の方が霞んでよく見えません。
    これも春の兆しとみて良いでしょう!

    七十二候では今は「雨水」。雪が雨になる季節です。この先の雨は雪解けを大きく進めてくれるはず。
    屋根に厚く凍りついた雪を早く落として欲しいし、早く地面を見せて欲しい。

  • 地吹雪

    冬になると地吹雪対策に道路脇に設置される防雪柵。
    風を遮断するわけでなく、風の道をコントロールして雪がたまらないように設計されています。
    風はつねに一方方向、海側から吹いてきますから、防雪柵は片側にのみ設置されます。

    GoProの超ワイドな視角で見ることで、あらためて防雪柵の効果がよくわかりました。

    この時の地吹雪は、それほど強くはありません。
    しかし、ところどころに大きな吹き溜まりが隠れていて、これが結構怖いです。

  • イラガのマユ作り 微速度映像

    2010年9月撮影のイラガのマユ作り
    速度を80倍に早めて、テープ三本分を短くまとめました。

    これは単にマユ作り全体を短い時間で見ようというだけの試みではありません。
    速度を変えることで、長時間に渡る運動を単純化して、見えにくい動きを見ようとしています。
    その見えにくい動きとはズバリ、マユの模様はいつ作られるか、です。

    先日読んだ石井象二郎さんの「わたしの研究 イラガのマユのなぞ」は、多岐にわたってイラガのマユを研究された大変な労作で、子供向けの本ではありますが、私はとても感激しました。
    マユに早い時期に作られる丸い脱出口の秘密、そして固いマユの成分についてなど、本当にすごいです。
    あらためて昆虫好きの大人たち皆さんに読んで欲しいとも思いました。

    ただ、マユの模様のでき方については、石井先生の観察と自分の見方が違っていて、以来モヤモヤしたままです。
    石井先生は「白い液を少なくとも2回」「口から茶色い液を」出した直後に模様が浮き出てくることを観察されていますが、自分の映像を見ると、白い液は1回、茶色い液は確認できません。これは幼虫の向きもあるので、確かに見落としもあるかも知れません。
    そして、マユの模様につきかたについても、背トゲとマユの接し方で褐色部分の模様ができると推察されています。(うまく簡略できていないか・・・)
    でも、何度見返しても、そのような様子は見えません。

    自分の印象では、00:02:10;00付近から白い液が噴き出す00:02:28;03までの動きが、模様の形成に深く関わっているように思いました。
    それまでの糸吐きとはちょっと動き方が違っていますし、その後に浮き上がる褐色部分の模様(最初は透明)とダイレクトに繋がるように見えるのです。
    しかし、先日思いついた、あるタイミングで黒(褐色)になる糸を模様をつける意識のもとで吐きつけている、という感じには近いようなそうでもないような・・・頭をおおう固そうな部分で何かをはぎ取っているようにも見えます。
    このモヤモヤ感は当分続きそうです

    どう見えますか?

    もうすでに多くの方が石井先生の本を読まれたと思います。
    マユなんて1CMほどの小さなものです。この映像を見れば、マユ作りの過程について、先生がいかに丁寧に観察されていたか驚くことでしょう。
    先生はまた、自分の本を読んでどう思ったか、興味を持ったら更に調べてみてと呼びかけておられました。
    私もまだしばらくこの秘密について追いかけてみたいと思います。