Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • 石井象二郎さんの本

    注文していた本が届きました。

    石井象二郎著 わたしの研究 イラガのマユのなぞ (偕成社 1989)

    先日、海野さんに教えてもらった本です。
    届いてすぐに開いた本の中には、繭の切れ込みのこと、繭の模様のでき方など、私の知りたい情報が詳しく書かれてありました。私って本当に勉強不足。こんな素晴らしい本があったことを知らずに色々書いていたとは・・・

    特に模様のつきかたについては、私自身の3回に渡る観察も見直さなくてはならないと思いました。
    2回は長時間に渡って記録したビデオテープがあります。
    土曜日の伊丹に向けての準備中で今はそれどころじゃありませんが、戻ったらあらためて映像を分析したいと思います。

  • カタバミの種

    前の記事にE-520でもLVブーストが使えていたなんて書きましたが、一眼レフのライブビューはどうしてもシャッターの感触が悪くて、実用的ではありません。やっぱりE-PL1なのだなあと落ち着きました。

    縁側に置いた鉢植えの落ち葉にカタバミの種がのっているのを見つけて、再び撮影してみました。

    16枚の画像から深度合成

    ミクロ湯たんぽ ちょっと角度が悪かったです。
    それに古い種はゴミが取りにくくていけません。新鮮な種を見つけよう。

  • 超マクロ用カメラをチェンジ

    これまでE-520で撮影していましたが、今日からE-PL1に切り換えます。
    今まで何故試そうとしなかったのかと思いますが、超マクロの超まっ暗なファインダー像に、E-PL1の方が圧倒的にフォーカスしやすいことに、ようやくようやく気づきました。愚かでした。。。

    メニューをさわっていた時のことです。気になる項目を発見しました。
    LVブースト

    ONにしてびっくりです。超マックロだったファインダー像がパッと明るくなりました。
    これはスゴイ!今までの苦行のような撮影は何だったんだ〜。
    もしかしてLVがこの世に出てから、ずっと実装されていた機能だったのでしょうか?
    だとしたら、ますます恥ですが、まあ気づいてよかったとしましょう。

    (後に、E-520にもしっかりLVブーストがある事に気づきました。。。トホホ)

    これは先日鮭川村で採集したオオミドリシジミの卵

    撮影後に、何だかいつもより倍率が下がったように感じました。
    もっともなこと。フォーサーズと比べてマイクロフォーサーズではフランジバックが短くなるのですから当然です。
    フォーサーズ38.67mmに対して、マイクロフォーサーズ19.3mmとのこと。
    20mmの中間リングを追加すればOKです。

  • オオハクチョウ

    鶴岡に戻ると薄日が差していて、何だか春が来たかのようです。
    明日から再び冬型が強まるそうですから、外を少し回ってみることに。大方ハクチョウを見て終わりました。

    池に来ていたオオハクチョウ。エサをもらえると思ったのか、5Mくらいの所まで近づいてくれました。

    しょっちゅう泥の中に首を突っ込んでいるためか、顔だけ汚れているのが多く見られます。
    こんな所にもコハクチョウとの違いを感じます。

    池には氷が張っています。とけたところに顔を突っ込んで何か食べていますが、時々氷の上も歩きます。
    滑りながら、やけに慎重に歩いているのが可笑しかったです。

  • モルフォの鱗粉

    前日より鮭川村に。これから始まることに胸が躍ります。。。
    永幡さんとも随分久しぶりに会いました。夜に虫の声を聞きに行ったとき以来?

    標本箱を手にプレゼンされる彼の話にいつもながら流石だなあと感心しておりましたが、途中から標本箱の中身に雑念がむくむくと生まれておりました。そこに並んでいたのは10種ほどのモルフォです。
    モルフォの鱗粉!超マクロ撮影にはうってつけの題材です。
    休憩時間にお願いして撮影させてもらいました。

    レテノール・モルフォです。

    流石に美しい。まるで屋根瓦のように整然と並んでいます。

    角度を変えるとこうなります。鱗粉自体には色素がありません。
    美しい青は構造色で、鱗粉の表面に刻まれたミクロの溝が青の光だけを反射します。
    (↑かなり簡単に書きました。もっと複雑な仕組みです)

    横幅2mmの世界ではその微細構造はまるでうかがうことができません。
    もっとうんとミクロな世界です。

    ただ、鱗粉のはがれている辺りに面白い発見がありました。

    ギリギリ鱗粉のソケットが見えます。下はその部分拡大

    ソケットとは別に、乳白な感じの楕円形の物体が鱗粉の両肩を押さえているように見えます。