Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ゴイシシジミの卵・幼虫

    先日、鮭川村でゴイシシジミの卵を撮影しましたが、あとで失敗に気づきました。
    真上からしか撮影していなかったので、ゴイシシジミの卵の特徴的な形がわからないのです。
    そこで、鶴岡市内のゴイシシジミで探してみました。

    ほぼ鮭川村と同じように、ゴイシシジミの季節は流れているようです。
    真新しい卵がありました。

    円盤型とでもいいましょうか・・・
    もっとイイ表現がありそうですが、うまいのが見つかりません。
    とにかく、シジミチョウの卵のなかでは特殊な形です。

    タケツノアブラムシ、で正しいのか自信がありませんが、このアブラムシ。
    群れの中には、前脚の太い、尖った口が大きな兵隊がいて、敵を攻撃する役目をもつのですが、
    この写真のアブラムシが何となくそんな動きに見えます。

    ただし、すぐに止めてしまいましたのでよくわからなくなりました。
    兵隊らしくないようにも見えますし、たまたまこんな形にとまっただけかも知れません。

    ついでに記しますと、卵の外側に丸く白いラインが入っているのが気になります。
    同じような卵が他にもいくつか見られました。

    アブラムシからやや離れたところにゴイシシジミの若齢幼虫が見えます。

    上の写真の部分アップ

    糸を吐いてテント状の巣を作っているのは1齢〜2齢だそうです。
    周りに卵の殻も見えます。

    アブラムシのひからびた死骸がありました。

    ゴイシシジミの幼虫が食べたあと?
    幼虫はアブラムシをバリバリかじるわけではないのでしょうか。

  • セモンジンガサハムシ

    サクラの葉裏に多いセモンジンガサハムシ。
    葉っぱにぴったり張りつくようにとまり、アリなどの敵から身を守ります。
    胸と前翅の縁が透明なのは、果たしてどんな狙いがあるのか? 色んな想像してみるのも楽しいです。

    さて、セモンジンガサハムシは幼虫もサクラの葉を食べて育ちます。
    成虫の近くには、小さな幼虫が何匹かついていました。

    幼虫の背中にのっているのは脱皮殻(と糞?)です。
    4本ある長い尾状突起がそれぞれの脱皮殻にも確認できるのが面白いですね。
    まだ3mmほどの小さな幼虫ですが、脱皮殻の数からすでに3齢幼虫であることがわかります。

    成虫は葉裏にばかり見られますが、幼虫は表にも裏にも同じように見られます。

    卵はないかと探してみました。たぶん、これがそうでしょう。
    ヒルガオに見られるジンガサハムシの卵に似ています。

    何だか活き活きして見えません、この卵。
    すでに幼虫が出ていったあとかも知れません。

  • アオバシャチホコの幼虫

    ヤマボウシの葉を食べるシャチホコガの幼虫を見つけました。
    まずは1枚GX200で接写。

    すると、つかんでいた葉を離して、何だか妙な形に縮こまりました。

    きっと脅しのつもりなんでしょうけど、いったいこの形は何でしょう。
    私らが怖がる何かに化けようとしているんでしょうか。

    わからない。。。こやつの狙いは何なのでしょう。
    真下から見上げたら何か見えるかと思いましたが、やっぱりわかりません。

    腰のあたりに突きだした目のように見える突起が、何かなんでしょうけど。。。

    ゴメンね、分かってあげれないわ。

  • エサキモンキツノカメムシ

    庄内におけるエサキモンキツノカメムシの寄生植物がまだよく分かっていません。
    一昨年、アオハダに卵を守っているのを見たくらいです。
    幼虫が若い実の汁を吸って育つという事に注目していくと、自ずと分かってくると思っているのですが、
    小諸でよく見ていた、ミズキにもキハダにもウルシ、ツタウルシにも見ていません。

    今日1つ発見しました。ヤマウルシです。
    私にはまた意外な植物に思えました。

    母親に抱かれている卵は瑞々しい感じがします。
    産みつけられてそう日数が経っていないように思われます。

    卵が孵化し、幼虫が2齢に脱皮するまで守り続けます。

  • ウラキンシジミ

    川西町にて

    これまでウラキンシジミとは縁がありませんでした。
    小諸時代はおそらく一度も目にしなかったと思います。

    写真に撮るのはホントうまれて初めて。最初の数枚はボケボケ、久しぶりに胸が高鳴りました。
    地味な色合いで、どこが「裏金(うらきん)」かと思われるでしょうが、私には金ピカに輝いて見えました。

    しか〜し。。。ウラキンに漢字を当ててみたら全然違う読みにも見えてしまう!
    ウラキンシジミの命名者も、さすがにそこまで責任持てないよ、というところでしょうけど。

    羽化して間もないようです。こんなキレイな個体が、数匹おりました。

    近くにオオミドリシジミも一匹。これも羽化して間もないようです。
    何しろけんかっ早い連中ですから、こんなキレイな状態は長くは続きません。

    表のミドリもすこ〜し見せてくれました。ナイス!

    ウラキンときたら次はウラクロも撮りたいところ、ですね