Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ミヤマセセリ

    本日は、再びヒメギフチョウ狙いで、やはり20年ぶりに上山市の生息地を訪れました。
    中〜大学生まで毎年国道13号線をエッチラオッチラ自転車をこいで通ったのでした。

    おかえり〜と迎えてくれることを期待しましたが、
    ここでもやっぱり一匹もヒメギフチョウを見ることはありませんでした。
    撮影できなくとも、せめて飛んでいる姿を一目見ることができればという気持ちも虚しく。。。
    時期については全く問題ありません。まさか・・・

    しかし、他のチョウたちは健在でした。
    春のチョウといえばミヤマセセリにコツバメ。
    この二種は見ようと思って見ないと気づかずにいてしまう存在です。
    チョウの名前をおぼえはじめた頃を思い出します。

    まだ翅のキレイな雄。何だか羽化して間もないような弱々しい飛び方でした。

    ミヤマセセリは庄内にもいるはずですが、実はまだ目にしていません。
    数が少ないようです。小諸以来、ずいぶんひさしぶりに見ました。

    コツバメはどこもたくさんいます。
    今、ちょっと気になっているのが、彼らこのあたりで何を食草にしているかということ。
    ツツジやアセビの他にも、コツバメの食草としてガマズミやオオカメノキほか様々な植物が報告されているようです。

    シータテハがキブシの蜜を吸っていました。

    この日見たルリタテハはみな、越冬後なのに翅のキレイなものばかりでした。

    標高300mほどの山の上には、ヒオドシチョウの他にキアゲハがテリトリーを張っていました。

  • ミスジチョウの幼虫

    山形市のヒメギフチョウの生息地に20年ぶりに訪れました。大学2年くらいまで、毎年自転車で通った場所です。カタクリも咲いて食草も見られます。でも、一匹も見ることができませんでした。残念!

    環境はだいぶ変わってしまっていますが、まさか・・・

    ウロウロ歩きまわっている途中で、ミスジチョウの幼虫を見つけました。
    まだ芽吹いていないので越冬の姿のままです。

    ミスジチョウの幼虫は、こうして枝に残った枯葉にとまって身を潜めています。
    体色は見てのとおり枯葉と同じ。全く同化して見えます。

    枯葉が春まで枝に残っているのは、もちろん、幼虫のほどこした細工のためです。枝の根元がしっかり糸で固めてあります。

    さて、ここにも一匹幼虫が隠れています。わかりますか?

  • キブシの花とスギタニルリシジミ

    気温が上がったため日がかげっても虫たちの動きは活発でした。
    キブシの花で吸蜜しているのはスギタニルリシジミ。
    アリが一匹ちょっかい出しているのに気づき、慌てて写真に撮りました。
    案の定、スギタニは直後にとんでもない驚き方で飛び去っていきました。

    気がつくと、このキブシにはアリがいっぱい。トビイロケアリでしょうか。
    いい蜜がたくさん出ているようです。

  • ビロードツリアブ

    ホバリングしながらテリトリーを見張っている雄、と思います。
    クマバチやシマハナアブで見る行動と同じに見えます。
    フキノトウが咲く枯れ草の原に、こんなビロードツリアブがたくさん見られました。

    画像を確認すると、みな複眼がくっついているので雄であることは間違いありません。

    シャッタースピードは1/5000秒。これでなんとか翅の動きは止まっているようです。

    1/4000秒では、少しぶれています。
    花曇りの天気でこのシャッターを稼ぐために、ISO640に設定しています。

  • 近所のサクラ

    近所のサクラはようやく見頃を迎えました。
    いつものことですが日中のピーカンの時間には外に出ていて、夕方5時すぎに撮影しています。
    でも、この日没後の時間に見るサクラも結構いい感じです。色についてもコントラストについても。

    感度800にしても最近のカメラも特に問題なく写ってくれます。ありがたいことです。。。
    コントラスト強めに出ますが、そこはRAW現像時に調整。

    多少ノイジーでもぶれるよりマシと思うワタクシ。
    フィルム時代も長かった身としては、ノイズに美しさを感じたりもします。

    開花が進んだのは月曜日です。
    日曜に山形から戻ってみたところでは、まだ先週から大きな変化はありませんでした。