Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • エノキの根際に

    天気は悪かったのですが、気温が上がりました。日中の最高気温は11℃!
    これは何か歩きだしているものもいるに違いありません。。。
    しかし強い雨が降っていて、落ち着いて外を歩いてはいられませんでした。

    雨の合間をみて車をとめたそばのエノキの落ち葉の下をさぐってみました。
    見つかったのはゴマダラチョウの幼虫。

    エノキの落ち葉ではなく、クズの葉に見つかりました。


    場所は雪がほとんど消えている海岸近く。庄内でも海岸沿いはエノキが多くゴマダラチョウは普通に見られます。

    雨の中でこちらも調子がでません。他に何も見つかりません。
    あきらめかけたところで妙な虫が出てきました。

    カメムシの幼虫ですが種類がちょっと分かりません。サシガメの仲間だと思います。

    越冬昆虫はなかなか見つからないものの、トビムシはやたら目につきます。

    種名はなんでしょう。ムラサキトビムシに似てますが、ずっと太くて大きい。3mmくらいあります。


    気がついたら、岩場にもっとたくさん這い回っていました。岩についた藻類を食べているようです。

    落ち葉のすき間にジッとしていたヒメフナムシ。

    夏には動きが速すぎて撮影が難しい生物ですが、今なら楽勝です。

  • ヒメカマキリの卵

    あらためて探してみると、ヒメカマキリの卵はそこら中にあります。

    サクラの幹のくぼみに産みつけられた卵。古いものも見えます。

    同じ場所に新旧複数の卵のうがついているということは、ヒメカマキリが好んで産卵する条件が揃っていると見ていいのでしょう。


    卵のうは長さ2cmほど。地味で目立たないので気づきにくいのですが、その気になって探してみると、驚くほどたくさん見つかります。

    クロマツの幹にも見つかります。クロマツなんてシーズン中はまるで見ていませんでした。

    ところで垂直面に産みつけられた卵を見ていて違和感をおぼえました。
    勘です。全くの勘なのですが・・・
    ヒメカマキリは上を向いて産卵しているんじゃないでしょうか?
    何だかそんな風に見えます。これは秋に確認しなければ!

  • マガモ


    池に群れるマガモたち。雄はよくケンカしてます。
    連続写真でいきましょう。


    ケンカの前に口上を交わしているんでしょうか。
    儀式は大事なんです、オレたち。。。


    胸を押しつけあって争います。
    雌が見てるぞ、ガンバレ!


    右、劣勢。。。


    右、負けを認めました!

  • ふたたびヒシクイ


    前々日とほぼ同じ位置にヒシクイが集まっていました。天気もいいし速いシャッターが切れます。今日は低い位置から決めようと近づいて行くと突然の吹雪。カメラびしょ濡れで焦りました。
    しかし・・・吹雪を高速シャッターで撮ってしまっては、何だかのどかに雪が降っているようにしか見えません。


    雪はすぐにやみましたが、あーやっぱり飛んでいってしまった。

    ところで、今年はハクチョウをあまり見ないように思います。雪の中ではご覧のとおり見つけにくいですから、気のせいだと思いますが。。。

  • ガガンボダマシ

    おそらく前の冬にも撮影したイマニシガガンボダマシと思います。場所は前が月山山麓でしたが、今回は海辺に近い高館山の山中です。
    数日前では高館山もだいぶ雪がとけていましたが、再び厚く雪が積もりました。言うまでもありませんが、ガガンボダマシやクモガタガガンボは雪がなければ見つからない虫です。


    こちらは雌。腹端の尖った感じはクモガタガガンボに似ています。


    近くを歩いていたこの虫、上の雄と見て間違いないでしょう。不思議な事に、2kmほど歩いた中で見つけたのはこの2匹だけでした。それも、雪や風がやんだ短い時間の事で、まもなく雪にもぐって見えなくなってしまいました。

    そうか・・・彼らに会うチャンスというのは、短いわけです。雪にもぐってしまったりもするのだから。

    真横に吹く吹雪は、道に大きな吹き溜まりを作ります。