Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • この鳥はウトウ?

    昨年の冬に撮り逃したもので、もっとも気になっていたのが「ぶりこ」。ブリの子供じゃありません。ハタハタの卵のことです。冬の海に大群となってやってくるハタハタは相当な数の卵を産み落としていきます。そして時にものすごい数の卵が海岸に打ち上げられるのだそうです。ネット検索すると画像が色々出てきますが、それはもうビックリするような光景です。珍百景に推薦するべきかも。

    大しけの後が産卵のタイミングと聞きます。ここ数日続いた大荒れの天気は、きっとハタハタも落ち着いていないに違いありません。
    これまでのニュースを検索すると、クリスマス前後の記事が多く見られます。今年は早いうちから庄内の海を気にして見ていましたが、残念ながらまだ見ていません。見るべき場所を間違えているのかも知れません。このままじゃ、また見逃してしまうのでは?にわかに騒ぎはじめました。。。

    しかし、何カ所かで海岸を見回った結果は、完全な空振りでした。今日は雪はありませんが風は依然として強く、顔には砂が当たってきます。それがまた痛いの痛くないの・・・ヒドイ状態です。レンズに傷がついてしまいそうで、まともにカメラを向けていられませんでした。

    そんな砂浜で、弱っている1羽の鳥を見つけました。さわっても逃げる元気がないようです。何でしょう。見たことのない鳥です。

    弱っている姿で判別がつきにくいのですがウトウではないかと思います。

    ずぶ濡れで座り込んでいるばかりです。こんな場所では、ただ死ぬのを待っているようなもの・・・何だか可愛そうになってきました。といって持ち帰って手当をすることもできません。せめて・・・と少し離れたテトラポットの陰に移動してきました。そこなら強い風はほぼ完全にさえぎられて、ずっとマシに思えたのです。

    ただの気まぐれかも知れません。でも、何もしないではいられませんでした。

  • 吹雪の中

    2日は車で外に出ました。荒れ模様が続いているので、もしや念願の「俵雪」ができていないかと思ったのです。俵雪は、強い横風が作る天然の雪だるまのようなもの。米俵に似た形でその名がありますが、むしろロールケーキに似ているでしょうか。でも実はワタクシまだ見たことがありません。情報を集めては勝手な想像をふくらませております。
    しかし、しばらく走ってみて雪質がよくないことに気づきました。さらさらした雪で、霰も多く降ったようです。俵雪ができるためには、もっと雪玉が簡単にできるような雪質でなければならないはずです。


    横風が強く、地吹雪といっていいような状況でした。ところどころ吹きだまりができて、道に10cm以上の山ができていたりします。そうと知らずに普通に走ったら危険です。

  • 新年あけましておめでとうございます。
    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

  • 初詣でのスナップ

    元日の初詣の道中でのスナップです。
    朝から御神酒をいただいたので歩いて鶴岡市内を回ってきました。朝から風の強い荒れ模様の1日でした。


    街中でも地吹雪のような状態です。真横に飛んでくる霰が目や顔にあたって、そりゃもう痛いの痛くないのって・・・。ポケットに入れたカメラを取り出すのも躊躇しました。


    とある神社にて。上から何か落ちてきてビックリ!見るとスズメバチの古巣でした。コガタスズメバチだと思います。これは、今年はハチをがんばれという神様のお告げでしょうか。何にしても元旦から縁起がいいです。


    同じ神社でのこと。灯籠が倒れてました。先日の大雪の影響に違いありません。


    大雪の影響と言えば、鶴岡公園の立派なマツが何本も折れたのはニュースにもなりました。もう片付けが済んでいましたが痛々しい光景です。実は我が家の庭のウメも一本折れまして、これにはガッカリしました。


    古い映画館の建物が雪の重みで崩壊したとニュースでは聞いていましたが、初めて近くから見ました。スカラ座という映画館です。もう何10年も前に閉めたそうですが、自分も知っている古い映画館のにおいを感じました。全国にこんな建物はたくさんあるはず。ちょっとさびしいですね。それにしても近所の人はさぞ驚かれたことでしょう。


    あるお宅の玄関先が吹雪に吹かれて何だかすごい感じになっていました。
    吹雪のため重装備で出てきましたので保温はバッチリですが、ほっぺただけは吹きさらしで霜焼けになりそうでした。

  • 伊豆沼のマガン

    マガンの飛来地として有名な宮城県の伊豆沼に行ってきました。なぜか急に思い立って、夜中に出発。途中で仮眠をとりながら着いたのは朝4時。朝の飛び立ちには十分間に合いましたが、真っ暗でどこで朝を待てばよいのか分かりません。やはり思いつきというのは問題です。


    明るくなってみると、まずまずの場所に待機していたと知ってホッとしました。写真は6時半。気の早いグループはそろそろ飛びはじめています。


    勝手な予想では、この画面いっぱいにマガンの群れが埋めつくされるはずでした。実際には、低いラインを十数羽くらいのグループが次々に太陽の方に向かって飛んでいきます。


    150mmで撮影。撮りたかったイメージに近いものはこんな感じでしたが、水面が全く入らないものになってしまいました。まあ、初めてでうまく行くのも面白くありません。次はもっとうまくやりましょう。


    確かにすごい数が飛んでいきました。この白い山々は栗駒でしょうか。

    今年の撮り納め。虫ではありませんでしたが、面白いものを狙うことが出来ました。やっぱり初めてのものが楽しいし、やりがいがありますね。2010年は新しいものに積極的に挑戦していく、そんな年にしたいと思います。

    2009年、ありがとうございました。