Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • メダカ

    からからに乾いた田んぼが普通ですが、
    ここはうかつに足を踏み入れたら大変です。
    長靴で入ったら、最悪、泥にとられてしまうかも知れません。
    もちろん自分も泥だらけ。
    実はそんな状態になりかけて焦りました。

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    なぜそんな田んぼに入ろうとしたかというと、
    思いがけないものを見たからです。
    それはメダカ。
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    数は相当なものです。夏の間、この田んぼで産まれ育ったものでしょう。
    写真のような群れがいくつも波を立てていました。

    これだけ水が残った田んぼですから冬越しも可能です。何だかワクワクしてきました。かつて湿田が普通だった日本の田んぼではあたりまえの光景だったはず。メダカは田んぼの魚なんだなあと改めて思いました。

    メダカの学名Oryzias latipesは「水田のひれの大きな魚」という意味だそうです。

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    もちろん水路にもたくさんのメダカが見られました。
    こんな環境が残っているのは珍しいはず。注目していきたいと思います。

  • キタテハ

    枝に残ったカキには一匹もやってきません。
    地面に落ちたものには、うんと集まっています。
    一番多く集まっている実に張りついてみました。

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    仲良く相手に気をつかいながら・・・なんてわけにはいきません。
    絶えず争っていて数は増えたり減ったり。一番多かったときで11匹でした。

    それにしても何だか雰囲気のでない写真。

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    コンパクトデジカメの方がいい感じに写りました。
    でも今度は数の見えるアングルがとれません。
    なかなか難しいものです。

  • ヒメカマキリの擬死

    今年はずいぶんヒメカマキリを見ます。
    鶴岡の街中はどうかわかりませんが海沿いには少なくありません。

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    カシワの葉の上で日光浴中

    ヒメカマキリの面白いのは危険がせまると自らジャンプして落ちる性格です。
    そして落ちた先では、まるで陸にあげた魚のように飛び跳ねています。
    脚を縮めてまわりの落ち葉や枝に似せようとしています。
    手のひらにのせてみました。

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    触角をとても細かく震わせていて、そんな姿を見ていると
    マレーシアで見たハナカマキリやボクサーカマキリを思い出します。

  • カマバエの一種

    昨年は見つけることのできなかったカマバエですが、山あいの田んぼに数匹見つけることができました。
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    さて種類は何でしょう?
    ネットではミナミカマバエ(Ochthera circularis)が多く紹介されていて、写真のカマバエもそれかなあと思いますが・・・結局はっきりしたことがわかりません。

    調べたついでにメモします。日本ではカマバエは4種報告されています。それぞれの分布を九州大学の日本産昆虫データベースから調べてみました。ちなみに同DBには、いずれについても和名の記載はありません。

    ◎ミナミカマバエ(Ochthera circularis)分布:本州、四国、九州、宮古島、西表島、台湾、フィリピン、ジャワ、スリランカ
    ◎ヤマトカマバエ(Ochthera japonica)分布:北海道
    ◎カマキリバエ(Ochthera mantis)分布:北海道、本州、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、米国
    ◎和名?(Ochthera pilimana)分布:九州、台湾、インド、イスラエル、pacific area(環太平洋地域?)、オーストラリア、北アフリカ

    ちょっと古い情報で怪しいので打消し線を引いときます。今見るとミナミカマバエで間違いないようです。(2023/10/20)

  • テントウムシの移動

    あまり使われていなさそうな作業小屋。
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    ここにテントウムシが多数集結していました。
    屋根のあたりに集中して歩いています。
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    越冬場所を探して移動中なのか、ここを越冬場所に選んで集結しているのか、見ているだけではわかりません。後日、改めて調べてみましょう。

    気温も上がって気持ちのいい1日でした。いたるところでテントウムシやカメムシの集団に会いました。うかつに車の窓を開けられないくらいでした。

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    紅葉は里にも下りてきました。

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    真っ赤に染まっているのはカエデのようです。