この時期サクラの葉裏を探すとたくさん見つかるセモンジンガサハムシ。 前胸背と前翅の外側が透明なハムシである。 葉にぴったり張りつくようにとまると、 外敵の攻撃を防ぎつつ中から外の様子も見れるという、とても優れたシールドとなる。
下の一枚。 撮影中は、何だか汚れているなあくらいにしか見えなかったのだが、 家に帰って拡大してみて、同じ形の粒状のものがたくさんついていると気づいた。 黄色いのは何かの花粉。気になったのは茶色い物のほうだ。 何かの卵のようにも見える。外側にも内側にもついているようだ。 もっと拡大しないとわからないが、残念ながらこのサイズでしか撮っていなかった。
高さ10〜15cmのところに白い花がたくさん咲いていた。 昨年は気がつかなかったが、すごく多い。 クルマバソウという植物で、砂地によく生えるものらしい。
アマドコロも咲き始めた。 辺りにはいい花の香りで一杯だったが、アマドコロだろうか。 よくわからないままだった。 E-520 マクロ50mm+テレコン シグマ150mm
キエダシャクの幼虫をようやく見つけた。 なかなか見つからなかったが、これでいることはハッキリわかった。 いないのを探しているんじゃないかと不安になる必要がなくなっただけでもよかった。
こちらはドクガの幼虫。 名前の通り毒虫なので注意。幼虫は背トゲに毒がある。 ここで集団をつくり脱皮中のようだ。 E-520 マクロ50mm+テレコン
冬、ミドリシジミの卵を撮影した場所にて。 すでに幼虫は5mm近くまで成長していた。
幼虫は葉をつづった巣の中に潜んでいる。
この一匹は少し大きめ。 こわれた巣を作り直しているのか、ポンと葉の上にとまっていた。 E-520 9-18mm マクロ50mm EOS KissD X MP-E65mm
庭に現れたキアゲハ。 しおれたラッパスイセンにとまったのを見ると、すごくキレイ。 傷や擦れが少しも見えない。 まだ羽化して間もないようだ。
E-520 シグマ150mm
キアゲハは小諸あたりだと4月の初めくらいに、高い丘の上で占有しているのを見るが、 庄内ではまだそうした姿を見ていない。 そのかわり、広い田んぼのあぜ道で、なわばり争いをしているのをよく見る。