初夏のチョウを二種、コミスジとダイミョウセセリ。
コミスジは花の蜜も吸うが、よくこんなふうに鳥の糞から汁を吸うのを見る。
全く違う種だけど、ダイミョウセセリにも同様の行動が見られる。

中学生の頃にチョウの写真を撮りはじめ、よく通った山形市の盃山。
小さな丘のような山で、山頂までの道で色んなチョウに出会った。
初夏のチョウ、特にコミスジは印象的で、コミスジを見ると盃山を思い出す。
近くなったことだし、そのうち遊びに行ってみよう。
庄内ではサワグルミの葉を巻くナミオトシブミ。
すでにサワグルミは葉を広げて、いつでてもおかしくないぞと目を光らせていたところだ。
オトシブミは油断できない相手だ。
巻くのにちょうどいい葉の大きさとかたさがあって、それは数日限りの事である。
気がつくと、もうひと嵐過ぎ去ったあとで、揺籃だけが残っていたという事はしょっちゅうだ。
最初、一枚目のような光景を見て、ここも既に終わったのかとあせったが、
よく見ると、まだ巻いているものがいくつかいた。
ただし、風が強くていけない。
ビデオ撮影なんてとんでもない状況であった。

同じサワグルミにはカメノコテントウも少なくなかった。
となると、もちろんカメノコテントウが食べるクルミハムシの姿もあった。
昨年とまた同じような写真を撮ってしまったが、この異常なまでに膨れあがった雌のお腹は何度見てもスゴイと思う。
