おそれていたことだが、ろくに撮影をしないうちに、鶴岡の桜は満開をすぎてしまった。 もう花が散り始めている。 いくらか散り始めた段階が「満開」なのだそうだけど、何にしても綺麗な盛りは 過ぎてしまったようだ。 花の命は本当に駆け足だ。半端なつきあい方では、やっぱりダメなのだ。
家の庭では春にツマグロオオヨコバイがたくさん見られる。 アオキやツバキなど常緑の植物が社交場のような状態になっているのだ。そろそろ新しく芽吹いたアジサイやバラなどに分散を始めている。
さて、お庭では彼らの求愛行動がとても盛んだ。 交尾シーンは決まって、このように雄は羽を広げていて一秒間隔くらいでブルッと震わせる。交尾時間は短く1分もない。 今日は交尾の写真を撮るのに時間を使ってしまったが、 もう少し時間をかけてじっくり取り組む価値のある興味深いシーンがいくつも見られた。 E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン
そろそろ新しい葉を出そうとしているカンアオイ。 今は花の咲く季節でもある。 花をのぞくと、おしべに黄色い花粉がたくさんついているのが見える。
この花粉を誰が運ぶか? キノコバエという説が有力そうだが、ナメクジやカタツムリという信じられないような説もある。 今日見た花の1つには、確かにそれらが歩いたあとが残って、虹色に光っていた。
今日も日中山にでかけて、桜を見たのは夕方になってから。 もっともこの時間に撮る桜は、色がのって綺麗に写るように思う。
三分咲きというところだろうか。
E-520 9-18mm シグマ150mm
左は9時半、右は11時半。 急速に雪解けが進む様子がよくわかる。 こんな比較写真は滅多に撮れないだろう。
いつまでも落ち葉がからんで、ちょっとかわいそう。 こういうのを見たときはできるだけ外してやろうと思うのだけど、 今日の場所は数が多すぎた。
咲き始めの綺麗な物は、やはり撮影していても楽しい。
写真を撮っている間に、見る見る開花が進んでいく。 もっとちゃんとカメラを固定して、次にのぞみたい。 開花の連続写真も比較的容易に撮れそうだ。