撮影2142fps または1000fps
再生24fps または 60fps
クロアナバチに高速度カメラを向けて、一つ小さな発見がありました。砂のかたまりを抱えて巣穴から出てくるときに限ってのことですが、最後に砂を落とす時、決まって細かくぶるぶるっと震えます。単に砂を落としているだけのようですが、この動き、秒180コマ程度では全くとらえることができていません。小さな発見ではありますが、見えなかったものが見えた瞬間は、いつも興奮します。
クロアナバチに高速度カメラを向けて、一つ小さな発見がありました。砂のかたまりを抱えて巣穴から出てくるときに限ってのことですが、最後に砂を落とす時、決まって細かくぶるぶるっと震えます。単に砂を落としているだけのようですが、この動き、秒180コマ程度では全くとらえることができていません。小さな発見ではありますが、見えなかったものが見えた瞬間は、いつも興奮します。
自宅から歩いて一分弱の公園に、今年もクロアナバチのコロニーが作られました。撮影するのは実に3年ぶりです!ヒメクサキリを狩って巣の近くに降り立った一匹のその後を追ってみました。
0:54 中央の本物の巣穴をあけます
1:41 間違ってダミーの穴に入れそうに・・・
2:09 一旦離れて仕切り直し
2:23 巣穴に獲物を引き込みました
2:30 一分半後、巣穴から出て、メインの穴を埋め戻します
もっとも普通に見られるヤブカ、ヒトスジシマカの産卵シーンを撮影しました。ヒトスジシマカは空き缶や植木鉢の皿などにたまった小さな水でも発生します。産卵場所は水際のちょっと湿った場所。雌は産卵にいい場所をさがして歩き回り、一個一個、産みつけていきます。昼によく産卵しています。
撮影場所は自宅庭の手水(ちょうず)。ここは、うっかり水をためてしまうと、すぐにボウフラだらけになってしまいます。気がついたら水を捨てるようにしていますが、ヒトスジシマカの卵は乾燥に強く、壁面に産みつけられた卵は一度はカラカラに乾いても、雨が降って再び手水に水がたまると孵化して、思いがけずボウフラだらけになってしまうというわけ
はじめてキャプション(字幕)を入れました。字幕ボタンを押してみてください。
今年は3年ぶりに夏の鶴岡にいますが、やっとアブラゼミの羽化を撮影しました。実はもう羽化シーズンのピーク(先週だったようです)は過ぎてしまった感がありますが、なんとか雄一匹最後まで撮ることができました。翅がのびた直後、抜け殻はバランスが崩れて落っこちそうになり、セミは大移動してしまったのが、ちょっと残念でした。
2:40 翅がのびる様子を10倍速
これはなかなか面白い絵になりました。
ほかはすべてノーマルスピードです。セミの羽化はとってもゆったりした動きで、私でも編集で早回ししたくなります。でも・・・私は、基本的に昆虫の変態をなるべく普通のスピードでお見せしたいと思っています。最近はなんの注釈もなく羽化をタイムラプスで見せるのが当たり前で、これにはちょっと反対です。今の子供の多くは、あの速度で脱皮や羽化が起こっていると信じているんじゃないかと心配です。
カナブンなどハナムグリのなかまは、前翅を使わず後翅だけを広げて飛びます。といっても前翅は全く働いていないかというと、スロー動画を観察すると、後翅の羽ばたきの補助的な動きをしているように、私には見えてきました。前翅の縁の独特のカーブもそのためにデザインされたものだと今更気づくことができました。あなたにはどう見えますか?