Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • 【Slow Motion】キジバト【Chronos 2.1 Highspeed】

    新年、あけましておめでとうございます。
    今年は、新たに戦力として加わったハイスピードカメラChronos 2.1 で、今まで見たことのない映像をたくさん撮っていきます!
    肉眼ではとらえられないリアルな昆虫たちの世界に、もっともっと迫りたいです。春が待ち遠しい。。。

    昨日、12月31日は片付けそっちのけで、雪降る庭にやってきた鳥たちにカメラを向けていました。そして映像編集をしながらの年越し。

    窓越しに軒下にとまったキジバトにせまってみました。瞬きの時の、まぶたと瞬膜の動きが何とも可愛らしいです。

    スローで見ると、吹雪は不思議なくらい風の冷たさを感じなくなります。世界がちょっと温かくなるようです。単に風速が違って見えるから、なのかも知れませんが。

  • ジャコウアゲハの蛹

    今年5月に最上川にジャコウアゲハを撮影に通いました。穏やかに過ぎた冬のあとで、越冬に成功した多くのチョウが数多く飛び交っていました。ワイドマクロで動画撮影したときの、まるで一緒に並走したような感覚は、しばらく残りそうです。その後、ちょっと寂しい光景を目にすることになったけど・・・

    7ヶ月ぶりに同じ場所を歩いて、蛹を探してみました。幼虫の時期に体内に蓄積された毒成分に自信を持っているのかどうか、ジャコウアゲハの蛹はよく目立っています。他のアゲハチョウの蛹は環境によって褐色型や緑色型と色のバリエーションがあるのに、ジャコウアゲハの蛹はどれも同じ色と模様です。短時間でたくさん見つかります。

    この蛹が止まっている場所は・・・
    土手の上、歩道脇の錆びた鉄柵です
    死んで茶色く変色した蛹が2つ。その上下に一つずつ生きた蛹が
    柵の根本に落ちてしまった蛹が2つ。色を見るとまだ生きているようです
    ここにも落ちた蛹

    落ちたり、糸が外れてブラブラしていたり・・・柵の周辺を探すと、放っておけない蛹がすぐにこんなに集まりました。

  • 【Slow Motion】コハクチョウ 田んぼに着地【Chronos 2.1 Highspeed】

    田んぼに着地するコハクチョウを500fpsで撮影。背景に大きく写っている山は鳥海山です。


    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:BORG 71FL + 1.4×テレコン
    解像度:1920×1080 撮影:500fps 再生:29.97fps

    着陸体制に入るコハクチョウの翼の前縁中央に、時々目立って動く羽根があります。気になって調べてみると小翼羽と呼ばれる部位であることを知りました。自分は昆虫は得意ですが、鳥類に関する用語はまるで知りません。
    WIKIPEDIA 鳥類用語 翼羽部
    https://en.wikipedia.org/wiki/Alula
    着陸時など低速に入ったとき翼の上部に乱流が起こって失速しそうになるのを、この小翼羽が、気流を整え揚力を取り戻す働きをするようです。そういえば、もう一方の低速・離陸時もヒラヒラ目立っていました。こんな小さな羽根がとても重要な働きをしてるんですね…
    小翼羽は親指にあたる部分とのこと。鳥たちは、失速しそうになると、親指を立ててバランスを取るということになるでしょうか。想像するだけでなんか楽しくなります。

    もっとも、この映像を見ている印象では、ハクチョウが意識して小翼羽を操作しているようには見えませんね。

  • 【Slow Motion】5406fps & 10,488fps!ショウジョウバエ【Chronos 2.1 Highspeed】

    前半は秒5406コマですが、後半は秒10,000コマ超に挑戦しました。解像度は640×240ピクセルとかなり低くなってしまいますが、時間軸での緻密さは通常撮影の実に350倍です!

  • 【Slow Motion】ショウジョウバエ【Chronos 2.1 Highspeed】h

    室内でショウジョウバエの自然な飛翔を狙いました。最初、ガラスの水槽で撮影を試みましたが、直線的で不自然な飛び方ばかりで、まるでうまく行きません。何が影響しているのか、ガラスの壁に囲まれた空間ではうまく飛べないようです。小さなネットのケージを使って、ようやく撮れるようになってきました。

    昆虫ゼリーとバナナの上にドライイーストをふりかけてエサとしています。ショウジョウバエは酵母が大好物だそうです。