タマムシやハンミョウの翅のアップを、それこそバカみたいに撮っておりますが、それはやっぱり満足できていないからです。もっと綺麗に写っていいはずなのに、何故かうまくいかない。これはきっとレンズの組み合わせが悪いんだろうとか、ライティングに問題があるんだとか、その都度理由付けしております。
そしてまた撮りました!今回の改良点は標本の虫の洗浄ですが、これはいいかも・・・


OLYMPUS E-M5Ⅱのフォーカスブラケットを使っての深度合成。パナソニック100-300mmレンズのフロントにユニオン光学40倍対物レンズ(PL LWD M40X、プランアクロマート、無限遠補正型長作動距離対物レンズ)をセットして撮影しています。
前にSSPの撮影技術で紹介した方法で撮影したものと同じ被写体で撮り比べてみると、ハンミョウの翅の表面では、六角形マスはより明確になり、穴の有無もクリアになりました。全体としての深度の幅は限定されてしまいますが、40倍のレンズを使った場合はフォーカスブラケットを使った撮影が遙かにいい結果が得られます。

300mmより200mm付近を使った方が画質が良さそうです。写る範囲もやや広くなって撮影しやすくなります。四隅のケラレはトリミングでカットしています。
ブログの画像サイズでは違いが分かりにくいですが参考までに前の方式での画像です。
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▲こちらはモンシロチョウの鱗粉で同じく40倍対物レンズを使った画像、前翅表面の黒い点の模様付近です。以前の方式での画像
やっとフォーカスブラケットの使い方が理解できました(海野さんありがとうございます!)。100-300mmに対物レンズをつけると何故かE-M5Ⅱのフォーカスブラケットが効かなくなる・・・と数日前に書きましたが、いやいや、やはりできないわけなかったのです。フォーカスを最短撮影位置にしておかなければならなかった、ただそれだけでした。

▲タマムシの鞘翅表面。10倍対物レンズ+pana100-300mm。約200枚から深度合成。
(さらに…)あさっては伊丹市昆虫館にて「第3回いたこんでフォトコン」表彰式&講演会です。
詳しくはこちら
2015年12月6日(日)13:00 ~ 15:00
現在諸々準備中。。。