Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

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  • 紫外線撮影への挑戦(3)

    ふりだしに戻りました。。。
    先日OM-Dに紫外線写真用のフィルターを合わせてフクジュソウを撮影したところ、思わぬ結果のよさに大きく心が動いたのが最初。勢いE-PL1の改造に取り組んで、再び紫外線写真の沼にはまり込んでしまったのですが、数日の格闘の結果、気がついたら最初の時点に戻っていました。

    E-PL1での撮影です。前回までのフィルターに、更にもう一枚、手持ちの赤外カットフィルターを足してみました。出てきた結果を見て、これはもう笑うしかありませんでした。カメラのセンサーから外した青いフィルターは、今日レンズの前に追加したケンコー製赤外カットと非常によく似た特性だったようです。色合いも見た目そっくりですし。改造直後にしまったと思ったのは、デフォルトのE-PL1に紫外線写真用フィルターをつけて試し撮りを一切やっていなかったことでした。

    そして、この数日の試みでうすうす感じ始めていたこと。何だか赤外写真を見ているようではないか?フィルターから赤外がかなりもれているんじゃないか?実を言うと、昨日海野さんから電話があり、まさにそのような指摘をもらっておりました。
    各フィルターの分光特性を見ると、明らかなのは700nm付近に1割ほどの透過率で赤外線を通していて、それ以上の赤外も数%通していることが予想できます。わずかな光量で問題無いと思いたかったけど、そうではなかった・・・
    今日のこの結果で、すべてが完全に繋がった感じです。

    私がこれまでブログで公開した写真のうち、紫外線写真と呼べるものは、残念な事ですが、どうやら先日のフクジュソウの写真くらいしかなかったようです。でも、これからはいくらか自信を持って紫外線写真と呼べるものを撮影していけそう・・・いやまてまて、本当にそうなのかな?他の二種類の紫外線フィルターと入れ替えたらどうなるのかな?
    おお、、なんてこった。

    と、まあこんな具合に、これから先も紫外線写真の結果に一喜一憂することが予測されますが、少しずつ進めていきたいと思います。

    本日の収穫はもう一つ、ストロボを光源にしても結果が良さそうだったこと。紫外線ストロボはたぶん発光管が紫外線透過率の高いものを使っているのでしょうけど、普通のストロボでもそれなりに紫外線を放出しているようです。今日の紫外線写真は全てストロボを使いました。

    川原のヤナギの花。

    実際に虫の眼にどう見えているのか分かりませんが、何とも魅力的な輝きを感じます。

    ヤナギの通常光での画像

    鉢植えのウメ

    フキノトウ

    庭のまだ花が開いていないものです。花が咲いたときどうなるのか、楽しみです。

  • OM-Dで超マクロテスト

    OLYMPUSから新しく発売されたOM-DことE-M5。珍しく予約までして、今日の発売日を心待ちにしてました。
    届いてすぐに悪いけど、即戦力に加わってもらいますよ。まずは超マクロ撮影用にセッティングしてテスト。
    期待の高感度性能は?30年前のレンズとできたてホヤホヤの新型ボディの相性は?
    使い慣れているRAW現像ソフトSILKYPIXの対応がまだですので、今一つ実力が分かりませんが、感度1600も実用レベルと感じました。

    マクロでの画質をチェックする時に、私はよくこれを撮ってみます。

    千円札の野口英世の肖像 左目のアップ

    ついでに一万円札のホログラム部分も撮ってみました。

    印刷技術のことはよく分かりませんが、Japaneseテクノロジーおそるべしです。

    そしてOLYMPUSの古いレンズもスゴイ!
    内面反射対策を取ったら、ますますコントラストがあがったように感じます。

  • アオサギ

    赤川に流れ込む小川に、アオサギとダイサギが点々と陣どって魚を狙っておりました。
    下は、ちょうどいい距離でハンティングしてくれた2羽のアオサギです。

    そんな彼らを私も遠くから30分ほど狙ってみましたが、たいした獲物は捕れていないようでした。

    えらく小さな魚ばかり。。。獲物をくわえているのかどうか分かりにくいサイズです。

  • 東北自然史博物館 一部公開

    現在制作中のサイト 東北自然史博物館
    本日より、その一部を公開しております。

    東日本大震災の記録
    ここでは、東日本大震災の津波に大きく破壊された太平洋岸の自然環境の変化を、これから長期に渡って記録を集めていきます。まずはぜひ永幡義之さんからのメッセージをお読みいただき、昨年に撮影された膨大な画像集をご覧下さい。

    東北自然史博物館は山形県鮭川村を拠点に、展示資料の多くをウェブ上に公開する大変ユニークな博物館です。
    私もささやかですが、お手伝いさせていただいてます。
    個人的には「東北昆虫図鑑」が充実したものに発展し、たくさんの人々、特に東北の昆虫の情報の少なさに不満を感じている人々、特に子供たちに利用してもらえるような場所作りを目指します。

    5月の正式公開を目指して、鋭意制作に励んでおります。

  • チャタテムシの一種

    落ち葉めくりで見つけた小さな虫の集まり。
    一見するとショウジョウバエのようでしたが、よくよく見ればチャタテムシでした。

    越冬時もこのように集団を作るとは・・・初めて見ました。
    脅かしたらすぐにもバラけてしまうかと思いましたが、落ち葉を持ち上げても・・・大丈夫、ねばっています。

    固まっているあたりで写真を撮ってみると、周囲にあらく糸が張られていることに気づきました。
    クモの巣を利用しているのかなと思ったのですが、何だかちょっと違う気がします。

    ネットで調べてみると、チャタテムシの仲間にも絹糸を吐く能力があるようです。
    どんな時に、どこから糸を出すのかはわからなかったのですが、興味深い話です。