Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

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  • 東北自然史博物館

    鮭川村のビジターセンターも完成し、いよいよ本格始動しました。
    東北自然史博物館のサイトも、「東北昆虫図鑑」と「東北の自然環境」が新たに加わりました。

    「東北昆虫図鑑」には現在600種ほどの昆虫が登録されていますが、解説もまだまだです。
    ただし、青森県の工藤忠さん・誠也さんによる「スカシバガ」の情報は、ずば抜けて充実しています。
    これは必見!

    種類数も内容も、これからますます充実させていく、成長し続ける図鑑です。
    東北の自然図鑑の一大拠点を目指していきます。どうぞご期待下さい。
    左のメニューバーにも、常にリンクを表示させていますので、ぜひご覧下さい。

  • ハナグモ

    ハナグモがとらえているのは、翅が4枚ありますから、ハバチでしょうか?

    ハナグモはよく花に隠れていたりします。そうして花にやってくる虫を襲ったりするわけですが、まだつぼみも膨らんでいないツツジの、こんな場所でも獲物を狩ることができるとは、ちょっと不思議です。ハナグモはどういう読みで、ここを待ち伏せの場所に選んだのでしょう?

    このハバチがツツジに産卵にやってきたものだとしても、ハナグモがわざわざそれを狙っていたとは考えにくい事です。

  • オオイヌノフグリ

    OLYMPUS OM-D E-M5のRAWデータがSILKYPIXで現像可能になりました。
    今までのOLYMPUSの画像と基本的には同じ感じで、更にカキッとしていて、気持ちいい絵になっていると思いました。
    ただ、感度1600以上の扱いは、気をつけないとヒドイ絵になりそうだとも思いました。

    ところで、キットレンズの12-50mmはナカナカにいいです。デザインも不格好であんまりだな〜と思っていたのですが、マクロ機能もオマケじゃなく、しっかりしています。
    昆虫の撮影には、もう少しワーキングディスタンスが欲しくなりますが、植物の撮影にはピッタリではないかと思いました。特に、最短近く、オオイヌノフグリのこのサイズは、ピントの深さがちょうどよく・・・つまり私の好みにピッタリ合いました。

    以下は、改造E-PL1とマクロ50mm。
    紫外線カットフィルターを外してカラーバランスが狂ってしまっております。
    可視光 オオイヌノフグリ

    UV画像 オオイヌノフグリ

  • 紫外線撮影への挑戦(8)

    ナノハナ紫外線動画のカラー調整は、結局、画像と同じ、Labカラーaチャンネル外しに落ち着きました。
    動画ファイルをPhotoshopで処理するのはもちろんそのままでは不可能ですが、1枚1枚の画像に書き出すことで可能になります。大量の画像を処理することになりますが、自動処理をうまく使えばOKです。

    試しに、同様の処理を前日のフキの動画にも適用してみました。
    このカラーでは、濃い黄色の部分が紫外線をよく吸収していることになります。

    植物がこうした花の紫外吸収パターンでハチなどの昆虫にアピールしている様子を見たい!その目的では、この映像はまずまず分かりやすく、それなりに美しく、イイ感じと思います。
    ところで・・・
    注意!虫の目にこのように見えているわけではありません。
    最近、このお断りを忘れていて、どうもいけません。重要な宣言ですから、毎回入れるべきでしょう。

  • 紫外線撮影への挑戦(6)

    これは昨日撮影したナノハナの紫外線写真(オリジナル)です。

    毎度のことですが、赤かぶりがすごくて、せっかく写った紫外線パターンが見えにくくなっています。

    ちなみに通常光での写真は次のとおり。花びらは全体に均一で、上のような模様はまるで見えません。

     

    さて、最初の写真の肉眼で見えない模様ですが、ちょっと薄くてよく見えません。
    グレースケール変換してモノクロ化してもこの通りです。

    この画像のコントラスト調整をしたところで、期待したような画像にはなりません。

     

    ところが、今日、海野さんとの電話の中で、Photoshopに他にモノクロ化のための「白黒」というメニューがあると教えてもらいました。この「白黒…」私は全く気がついていませんでした。これはかなり有効かも知れません。。。
    ありがとうございます!
    イメージ>色調補正>白黒… で画像はモノクロに表示されて、次のようなダイアログが表示されます。

    この中でレッド系のスライダーを左にずらしていったところ、花の中央部の模様がどんどん濃くなっていきます。
    さらにマゼンタ系を右にずらしていったら、全体が明るくなり、次のような画像が得られました。
    これはすごいです!

    これぞ紫外線写真という感じです。最初からこれくらいはっきりビジュアル化できればいいのですが・・・

     

    先日むりやり編み出した、Labカラーでのaチャンネル除去処理の結果はこうです。

    この感じも割と気に入っていますが、なぜこんな風に色がつくのか説明できません。
    光と色についての知識が足りないなあ・・・とにかく自分は物理を勉強しなおさなければなりません。
    それだけはハッキリしてますw