Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

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  • 第32回SSP展

    本日より第32回SSP展スタートです。
    SSP・・・日本自然科学写真協会 会員の私も、もちろん出展しています。

    初回東京展は富士フイルムフォトサロンで本日5月13日から19日まで
    一年に渡り日本全国各地で展示されます。どうぞよろしく!

  • 災害ボランティア

    一日宮城県某所のボランティア活動に参加しました。
    鶴岡より車で片道3時間かかりません。ここなら月に1〜2回くらい私も動けると思います。
    この前後に宮城周辺の虫のポイントを探してみるのも いいでしょう。

    ところで、災害ボランティアについて、長く活動に参加している人たちから様々な話を聞くことができました。

    ・連休中は参加者が多かったけど、急に少なくなっていてどこも心配だということ
    ・場所によって効率よく進んでいる場所とそうでない場所の差が大きいということ
    ・amazonの「ほしい物リスト」というシステム

    私はamazonはよく利用していますが、「東日本復興を応援」のコーナーを開いたことはありませんでした。
    こんな素晴らしいシステムがあったとは。。。感激しました。
    被災地を直接応援したいのに遠隔地でできない方など、このシステムを活用されてはいかがでしょう。

  • 私の見てきたもの

    テレビや新聞・雑誌である程度被災地の様子は想像できました。確かに、眼前にひろがっていたのは、伝えられている通りの大変な状況でした。しかし、被災範囲の広大さ、そして波が達した高さのようなスケール感は、やはり実際に同じ空間に立ってみて初めて実感できるものでした。車を降りてしばらく歩いた場所では、海岸線から1.5km以上ほとんど何も残っていないような、あまりに惨い光景でした。

    Google Earthで「表示>過去のイメージ」を使うと、場所によっては被災前の美しい光景を見ることができます。そして、震災後の被災地の様子は、かなり細かくその後の変化を見ることもできます。この記録は本当に貴重なものです。記録に残して公開しようと決意し実践したスタッフの「心」を思うと、何だか泣けてきます。

    道路脇に時計が1つ。誰かが目立つところに置いてくれたように見えました。私は少しの間、時計を見つめたまま動けなくなってしまいました。

    自分の仕事部屋でカチカチいっている古い時計と同じ型に思えてなりません。地震の時に止まってしまった、あの時計です。日付もおそらく時刻も、波に流されているうちにずれてしまったのでしょう。この時計を使っている私にはよくわかりますが、日付と曜日の表示は、簡単に動いてしまいますし、時刻だってそうです。たぶん地震があるまでの50年間、正確に時を刻みながら、家族の成長を見守ってきたことでしょう。横たわる姿は本当に悲しそうでした。

    ヒヌマイトトンボの生息地を訪ねて来たつもりでしたが、この時計を見ることも、はじめから予定に組み込まれていたかのような、何とも不思議な気持ちになりました。

    これはある橋の上で見た光景です。金属の手すりがものすごい力ではぎ取られて行った様子が見えます。水の力とは、これほどまで凶暴になれるものなのかと啞然としてしまいました。

     

    1cm以上太さがあるボルトに、ナットが残っていました。欄干の基部を、津波は強引に引きちぎっていったのです。

    こんな様子を見るとまた、川岸に根づいたアシが津波に流されずに新しい芽を吹いている事が、いかに驚異的かがわかります。

    家は確かにそこにあったのです。
    土台だけがかろうじて残っているものの、上は全て引きはがされて、波にもまれて砕かれ運ばれて行った様子が目に浮かびます。

    家を囲っていたスギの木も、乱暴に折り取られてしまいました。写真の1本はまだ形が残っていますが、幹の一部が繊維状にしか残っていないような木もたくさんあります。
    狭い範囲を少しだけ見てまわりましたが、あまりに酷い状況でした。

    また、最初はわからなかったのですが、次第に、かなり片付けが進んでいる様子も見えてきました。道路・水路は整理されて、電線工事も徐々に進んでいます。それでも、一見すると気がつかないくらいなのです。

    この震災の復興は大変な作業量です。こうして見てまわってよくわかりました。そして自分も災害ボランティアに参加して、決して邪魔にならないだろうと自信を持ちました。

    所々に見える、植物たちの息吹は、私の目にも何と美しいことかと思いました。被災された方々を勇気づけて欲しいと思います。

    サクラは折られても咲いているものがありましたし、庭先のラッパスイセンは、ニュースでも報じられているように、いたるところで咲いていました。ケヤキやエノキは若葉が芽吹いてきていました。フジもクズも津波にも抜き取れず残っていました。これから大地を少しずつ緑が覆っていくと思います。片付けの邪魔にならないか、心配でさえあります。

    それと賑やかな鳥の声もありました。スズメにセキレイ、キジ、トビなどなど。奥の方の高台の林では、私は普段聞くことのない、コジュケイとガビチョウの声が響いておりました。

    朝7時には被災地を離れ、山形に戻る道に入りました。自宅に戻ってすぐに、連休中は受け入れ体勢を一旦ストップするようなニュースを見て一瞬へこみましたが、連休明けにはどこかの片付け活動に参加したいと思っています。

  • 山形大昆虫展 開催

    「山形大昆虫展」開催中です!
    http://www.gassanasahi-hakubutsumura.co.jp/daikon/daikon.htm
    私も、虫の音展示に協力しています。

    展示期間は4月23日〜5月29日
    会場は、月山あさひ博物村内、文化創造館です。
    開館時間は9:00〜17:00
    入館料は大人700円子供450円幼児100円 同じチケットで、アマゾン自然館も見学できます。
    現地周辺の地図

     

     

    巨大な古民家風の文化創造館

    落ち着いた雰囲気の館内に、様々なブースが作られています。
    中央に並ぶガラスケースは生き虫展示。なかなか個性的な海外の珍しい虫たちが展示されています。これは必見!

     

     

     



    ウデムシ、タマヤスデ、カステルナウディツヤクワガタ、ホンコノハムシ、巨大ゴキブリなどなど

     



    県内で出土した昆虫の化石             庄内藩の家老にして博物学者 松森胤保の展示

     


    標本展示は、県内ばかりでなく外国種も       こちらは私担当の虫の音コーナー ミニシアター風です

  • 風景写真家1000人のメッセージ

    風景写真出版の「風景写真家1000人のメッセージ」特設サイトが公開されました。
    >>> こちら