Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

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  • 飛島へ

    土曜日に到着する予定だったカメラが届かず、火曜日着になることが判明。。。

    これは日曜を有効に使わなければと、飛島に日帰りで行くことを思い立ちました。
    目的は昨年7月27日のようなアオスジアゲハの乱舞を動画で撮影すること! ・・・だったのですが、行ってビックリ。
    あのアオスジアゲハが群れていたイヌザンショウは跡形もなく消えていました。。。

    シーズンはバッチリだったのですが、全く残念。
    (つづく・・・)

  • タマムシ

    先日柏崎より採集してきたタマムシを撮影しました。
    この日、庭に簡易網室を設営して、逃げられる心配することなく撮影することが可能になりました。

    タマムシは日なたに出すと本当によく飛びます。
    自然光のもとで安心して撮影するためには網室は非常に重宝します。

    ほかの虫の撮影にもいいし、もっと早く導入すればよかったと思います。

    ところでタマムシですが、エノキの葉をよく食べてくれて、ケースの底は小さな糞がいっぱいです。
    驚いたのは、タマムシの脚がプラスチックケースの壁によくつくこと。タマムシ自身も歩くのに苦労するくらい、附節の細かい毛が壁面をとらえます。
    プラスチックが細かい傷がいっぱいで曇っているくらいがいいようです。

    脚に怪我されては、飛び方にも支障が出てきます。
    格好良く飛んでもらわなければならないので色々気を使います。

  • ウラナミアカシジミ

    本日オープンした鮭川村ファーブル保全の森博物館。

    館の前に広がる雑木林には、ゼフィルスが多数見られました。
    特に多かったのがウラナミアカシジミです。

    翌日に開かれるデジカメ撮影会を前に、海野さんと下見してまわっていると、まず4〜5mほどの高さにとまった一匹を見つけました。二枚目は偶然、飛び立った瞬間が写り、翅の表側が見えています。

    気がつくと、コナラの根本付近の非常に低いところにも、とまっているものがいます。
    付近を歩いて行くうちに、相当数が、そうして低いところに降りていることがわかりました。

    30度超えの猛暑の中で、ゼフィルスたちも涼を求めて下に降りてきているようです。
    ほかにアカシジミ、そして、少し前に撮り逃したウラミスジシジミまで出てきてくれました。

    アップは撮れなかったものの、小諸時代もチャンスがなかった「ダイセンシジミ」ようやくゲットできました。
    生涯初と思います。

     

  • ヒヌマイトトンボ生息地の状況

    だいぶ間を空けてしまいました。
    月に2回訪れるつもりが、5月は目標達成したものの、6月はついに一度もいけませんでした。
    一ヶ月半ぶりに現地を訪れ、ボランティア活動にも参加してきました。

    さて、4月末より通っている、宮城県のヒヌマイトトンボの生息地の様子です。(ここまでの状況→
    だいぶ緑が増えてきましたが、以前見た姿とはだいぶ変わっていました。
    川岸のアシが背丈ほどに伸びて、以前の状況を思い出してさっそく飛び込みましたが、あまりのアブラムシの多さにすっかり凹んでしまいました。 朝露とアブラムシが体中にへばりついてヒドイ有様・・・雨合羽を着て入って正解でした。以前にこんなたくさんのアブラムシがいた記憶はありません。

    アブラムシの種類は特に変わったものがついているわけでは無さそうですが、数が尋常ではありません。どの葉も左の写真のような状態で、本来、今頃ですと瑞々しい緑の葉が美しい頃と思いますが、全体に赤茶けた感じがしています。

    アブラムシに寄生するハチも多く、そこら中歩きまわっていました。

     

    肝心のヒヌマイトトンボはというと、残念ながら一匹も姿を見ませんでした。
    時間ギリギリまで、具合が悪くなるほどのアブラムシと戦いながら、川岸をずいぶん見てまわったのですが・・・。
    もしうまく生き残っていたら、アブラムシの有翅虫もたくさんいましたので、食べるものには困らないはずです。

    こんな状況の中ですから、時期が遅れている可能性もあるでしょう。
    また一週間後かその辺りに一度機会を設けてみたいと思います。

    目的のトンボは見られなかったものの、草地には意外なくらい虫が多く見られました。



    ナナホシテントウ(左) ナミテントウ(右) アシにつく大量のアブラムシでますます増えそうです。


    モンシロチョウ(左) ルリシジミ(右) 春にナノハナが多かったので、モンシロチョウの発生は予想できましたが、庄内より多いくらい数多く飛んでいました。

    ここまでは外から飛んでくることも可能な虫たち。
    しかし、明らかにこの辺りで津波を被っただろう虫たちも 見られました。


    イナゴの幼虫(左) ヒメギスの幼虫(右) 卵は地中に産みつけられます。イナゴ場合はカマキリの卵のようにケースにつつまれていますが、ヒメギスの方は卵むき出しなはず。キリギリスやスズムシも無事かもしれません。


    そして、カマキリも生き残っていました。オオカマキリかチョウセンカマキリかわかりませんが、この海岸から1kmほどの場所で孵化したとは驚きです。卵鞘は中の卵をよく守ってくれるようです。

    虫たちを撮影中、カワセミとアジサシ(コアジサシ?)が現れました。
    川の水は濁っていますが、魚はたくさんいるのが私の眼にもわかりました。

  • ウスイロオナガシジミ

    久しぶりに朝からよく晴れました。まずはブナ林のフジミドリシジミ目当てに出かけましたが、そちらは全くダメで、急きょ山形市まで足をのばすことにしました。

    先週末、所用で山形に来ていたのですが、天気が悪く、全く外に出られなかったのです。そのとき行く予定だったS山を2時間ほどまわってみました。

    思いがけず、ウスイロオナガシジミが出てきてビックリ。忘れかけていましたが、中学生の頃にも撮影したことがあります。ここでは珍しいものではないのかも知れません。カシワが多い山ではありませんから、ミズナラからでも発生しているのでしょうか。

    とにかく多かったのは、ミズイロオナガシジミとアカシジミ。ふつうに歩くだけで、道脇の草木から飛び立ちます。
    アカシジミは早くから出ていたはずで、だいぶ翅が傷んだものが多くなっていました。

    この山では以前から珍しくなかったですが、今日はいやに多く出あいました。それも10時〜12時という時間に。

    こちらはウラナミアカシジミ。残念ながら、後翅の一部が大きく欠けておりました。

    この日、とっても悔しかったのは、ウラミスジシジミでした。
    突然目の前に現れ、「お、ダイセン」などと思ったもつかの間、高く飛び去ってしまいました。
    卵はよく見るのに、成虫とはなかなか縁がありません。