鶴岡のSさんより、近くにオニノヤガラあると教えてもらった。 「え、何ですか?そんなの聞いたことがありません。。。」 それではと連れて行ってもらった場所は、私もよく通る道のすぐ脇。
枯れたウバユリのようで、そうじゃないものが何本も突っ立っている。 これがオニノヤガラ。漢字にすると「鬼の矢柄」だ。 高さは1メートル以上ありそうだ。
オニノヤガラはラン科の腐生植物。 ナラタケ菌との共生関係を持ち、栄養をもらって育つ。 ギンリョウソウ(6/2)はイチヤクソウ科だが、あれと似たような生態ということか。
ちょっと山の方がよりいいのかも知れない。 自然度の高そうな林に入るとギンリョウソウをよく見る。 とても植物とは思えない、ロウやガラスででも作られたような不思議な姿である。
とても見えづらいのだが、下からのぞき込むと花にはちゃんと雄しべや雌しべが見えている。 マルハナバチが受粉の手助けをするというのだが、まだ見たことはない。
撮影したのはブナ林。 すっかり葉が生い茂り、林の中はだいぶ暗くなってきた。 そしてブユやヤブカは今の時期が要注意とわかった。 6月に入って虫除け無しに林に入るとひどく刺されるようになった。
荒沢ダム付近、トチノキの花が花盛り。 サルの群れに出会って、とっさにビデオカメラを向けてしまった。 写真は一枚も撮影できず。。。
ほとんど人が入らなそうな林道を心細くなりながら車を走らせていて、 ふと道脇に見つけたコケイラン。 ぽつんと一株だけ、よく探せば他にもいくつかあっただろう。
ヒメシャガが花盛りという感じで、林道沿いのやや薄暗い場所に点々と見られた。 シャガより二回りくらい小さな可憐な花。 光線状態もよかったのか、ホント綺麗だと思った。
ウワミズザクラの花盛りは一気に山に移ってしまった。 土曜日はまだ高館山でも見頃だったのに、もう茶色く変わってしまっている。 月山の麓近くまで行って、ようやく綺麗な花ばかりとなった。