昨年はじめて見て、えらく感激した草花。 柔らかい緑が美しく、花は何ともかわいらしい。 改めて気にしているせいか、今年はよく見る。 庄内では特に珍しいものではないようだ。
E-520 マクロ50mm シグマ150mm
「山地の水辺に多く見られる草で高さは15cm前後になり、全草無毛である。 秋田県から福井県までの主として日本海側の山地に分布する。 ・・・花は直径7mm前後でやや小ぶりであり、半開きで全開はしない。たれ下がって一株に数個から十数個つけている。 ・・・花びらは、がくより短く内側に黄色になってついている。」 (若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」より)
一昨日、昨日と悪天候が続き、予報では久しぶりの晴れ。 迷わず朝からでかけたのだが、期待したような成果が得られなかった。 何しろ気温があがらない。 お昼まで見ていたが、咲いた花は2、3割くらい。 ギフチョウの飛ぶ姿もついに見ることはなかった。
こちらの雌は、21日に永幡さんが見つけたまま、ほぼ同じ場所にとまり続けているらしい。 交尾嚢もつけておらず、3日間ほとんど何も動きがないと見てよさそうだ。 E-520 シグマ150mm
先んじて緑をひろげたブナに続いて、他の木々の芽吹きが進む。 茶色っぽいのはケヤキが多いのだろうか。 イタヤカエデらしい一際鮮やかな黄色も目立ってきた。
庄内でギフチョウの新鮮な個体を撮影しようと思ったら、 今は少々山の中に入らなければならない。 綺麗なカタクリと、傷のないギフチョウの組み合わせは、なかなかチャンスが少ない。 祈るような気持ちでシャッターを切る
スギタニルリシジミも吸蜜。 この個体は受粉にあまり協力的ではない。
今年はずいぶんたくさんカタクリを見た。 それでも、本当にキレイだなあと思える花には、最後になって ようやく出会えた。 E-520 シグマ150mm
赤かぶの産地では、花が綺麗に咲きそろっている。 アブラナとほとんどみわけがつかないのだが、この辺りに見られるものはほぼ100% カブと思って間違いない。 ここではカブの品質にとても気を配っているから、ナノハナが入ったりしたら一大事なのだ。
日没近く、花にとまって休むスジグロシロチョウを見つけた E-520 9-18mm シグマ150mm