Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 植物

  • ユリの葉っぱ

    お仏壇に供えたユリの葉っぱが妙につやつやして気になります。これはきっと何かある。。。アップしてみると肉眼とはまた全然違った質感が見えてきました。


    ▲ZUIKO Macro 38mmで撮影。推定4倍。画面横幅5mm
    葉の表面は透明な層で覆われています。これはワックス層?クチクラ層?
    中が透けて見えそうです。もうちょっと倍率を上げてみましょう。


    ▲ZUIKO Macro 20mmで撮影。推定8倍。画面横幅2.3mm
    中にまるい緑のつぶつぶが見えてきました。これはいったい・・・


    ▲顕微鏡用対物レンズ40倍で撮影。画面横幅は約0.5mm。
    葉の表面はかなり透明なのですが、さすがに中がクリアに写るほどでもありません。でも倍率を上げるとそれなりに何か見えてきます。丸い緑色の粒は長さ30〜40マイクロメートルくらいで細胞クラスのサイズ。そして、さらによく見ると、もっと小さな緑色の粒も見えてきます。これこそが葉緑体じゃないかと想像しましたが、さてどうでしょうか?

  • トマトの表面

    さわった感じはとっても滑らかなトマトですが、拡大してみると表面はこのとおり、かなりボコボコしています。まるでゴルフボールのようです。

    ▲顕微鏡用対物レンズ10倍使用。100枚から深度合成

    簡単そうなカットですが、しばらく苦労しました。半逆光で撮影しているために特に収差が酷くなって、これはもはやレンズ性能の限界かと思われましたが、絞りを途中に入れることで、まずまず満足のいくカットが取れました。残念ながら絞りを使うと若干解像度が落ちてしまうのでこれで完璧とはいきません。

  • タマネギを拡大してみた

    中学生の頃に、タマネギの鱗片の薄皮をはいでプレパラートを作って酢酸カーミンで染色して細胞の核の観察・・・って確かやったと思いますが、よく憶えていません。いつものように顕微鏡対物レンズを使って撮影してみると・・・

    顕微鏡用10X対物レンズで撮影

    鱗片の裏側ではなく表側を見てみました。細胞の一つ一つがはっきり分かりますが、核は流石に見えません。緑色な部分を拡大していますが、さらに拡大すると葉緑体が見えてくるでしょうか。

    昔のマクロ38mmで撮影

  • 白花のオオイヌノフグリ

    たまたま訪れた某大学の構内で奇妙なオオイヌノフグリを見た。だいぶ前に、海野さんと紫外線フィルターを通してオオイヌノフグリを撮影したことがあった(こちら)が、まるでそんな感じ。
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    ▲シロバナオオイヌノフグリとでもいうのかと思ったら、コゴメノイヌノフグリという植物もあるらしい。自分が見たのは後者ではないかと思う。3月5日撮影。

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    ▲普通のオオイヌノフグリの画像も並べておこう。

  • ばんけ

    一昨日、立春のこと。近所で思いがけずフキノトウを見つけた。庄内で言うところの「ばんけ」。前日にNHKのニュースで「福岡ではもうフキノトウが・・・」ってニュースを見て、ウチらの辺りとは全然違うな!なんて言っていたのだけど、ウチらの辺りにも春は来ていた。

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    ▲2月4日 鶴岡市三瀬にて

    鶴岡でも海沿いはほとんど雪が消えている。海を離れるとまだまだ深い。