見晴らし台の所々にアシナガバチの姿がありました。木造の古い材の隙間に潜り込んで越冬しようとする雌と、最後の出会いを求めて最後のがんばりというところでしょうか。10月最後のこの日は曇りがちでしたが暖かく、ひさしぶりに生き物たちが多く活動していました。
気温が低めで幼虫の動きが鈍いのが残念でしたが、虫の眼動画のテストとして面白かったです。
いつもの自作虫の眼レンズでクロナガアリを撮影しました。草の種をくわえた働きアリが次々に巣穴にもどってきます。
巣の出入り口でモタつくアリたち、もっとスッと入ってスッと出れないものか・・・なんて、アリ好きな私もちょっとイライラしてしまいますw
地上に落ちた柿の実は冬を前に多くの昆虫にとって大切なごちそう。クロヤマアリも働きアリがお腹いっぱいにカキのシロップを蓄えます。
偶然気がつきましたが見事な擬態のヒナバッタの雌です。しかもよく見ればお腹を地中につっこんで産卵中でした。
ヒナバッタは林縁の草地に多いバッタです。雄は1.5cmほどの小さなバッタで、下の画像でオスの足元に見える枝のようなのはクロマツの枯葉。塗料を塗ったようにツヤツヤです。
しゃがみこんでいたらエンマコオロギが近づいてきました。