糸掛けの翌日の夕方、アゲハは無事に蛹になりました。
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アゲハ蛹化の動画より
アゲハの蛹化を4K動画撮影して、今回はじめて気がついた事がありました。

▲蛹化直前の前蛹です。頭部に帯状の模様が見えます。あとになってわかりますが、これは蛹の触角がすでに内部にできていて透けて見えているのでした。
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アゲハ幼虫 前蛹になる
アゲハの幼虫が蛹になる準備に入りました。
だいたい夕方に見ることが多いのですが、この子は朝6時台に糸掛けを始めました。一週間ほど室内で飼育状態でしたので、時計が狂ったのかも知れません。
いつものGH5で4K60Pで撮影。今回は、編集で部分アップする前提で、ほとんどフレーム固定に近いスタイルで撮影しました。モンシロチョウの撮影で色々反省する所があったからです。アップでの撮影はEXテレコンを使いました。1920×1080の編集ラインに4K素材を乗っけるときは50%縮小することになります。100%のままだと画面の1/4です。かなりクロップ(トリミング)しても、画質の劣化がないことになります。これを使わない手はありません。せっかくの4Kを勿体ないと思われるかも知れませんが、これほど大胆な部分アップは、蛹化や羽化のような撮影では素速い切換が難しく、失敗のもとです。一人でやっていると特に。
アゲハ幼虫 蛹になる準備(1)
アゲハ幼虫 蛹になる準備(2)
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ウスバシロチョウの鱗粉
道にウスバシロチョウが落ちてました。車にはねられたようです。自分もよくやってしまいますし、胸が痛みます。綺麗な翅だったので、画面の中に花を咲かせてあげようと思い、持ち帰りました。

▲ZUIKO MACRO 38mm f3.5 前翅表面の一部。119枚の深度合成
ウスバシロチョウの鱗粉は他に見ない独特な形。さらに拡大

▲顕微鏡対物10倍 200枚からの深度合成裏面の黄色い毛の密集しているあたり。鱗粉もまた毛が発達したものだから、金色の毛も鱗粉のように並んでいる?

▲ZUIKO MACRO 38mm f3.5 後翅裏面の一部。100枚の深度合成先日発売になったSSP会員による超マクロ撮影本では、私、高嶋も深度合成について詳しく紹介しています。興味のある方、ぜひお買い求め下さい。
文一総合出版のダイレクトショップでも購入可です。
