Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ササキリの幼虫

    今月12日より鶴岡を離れ近畿地方某所でお仕事中です。チームワークですので覚悟していましたが、まず自分の時間が取れないのがやや・・・ですが、充実した毎日を送っています。

    こっちに来てからずっと気にしていたササキリの幼虫を、昨日見る事ができました。

    ササキリの幼虫
    ササキリ1齢幼虫

    イナゴやエンマコオロギより半月くらい遅れて出るというところでしょうか。

    実はワタクシ、この赤黒の幼虫を撮影したのは初めて。ずっと撮りたいと思ってはいましたが、そのうち機会があるだろうと特に追っかけないでいたら、随分経ってしまいました。。。
    そんな虫、庭にいっぱいいるよ!な極々普通種と思いますが、やはり初めて見るものには感激します。やっと会えたねえ。。。キンヒバリもごくごく当たり前に鳴いているのを知ったり、色々勉強しております。

  • キンヒバリ


    ZOOM H6, RODE NT5 OMNI 2016年6月6日 新潟県

    この春、お隣の新潟県でキンヒバリの生息地を見つける事ができました。5月の連休から通っていますが、6月に入りますます勢いが出てきたようです。オオヨシキリの声にもマケズ、たくさん鳴いていました。

    画像は少し前に採集してきたものを飼育下で撮影したものです。自然状態では鳴いている姿をまだ確認できていません。高い所に上って鳴いている様子はなく、湿地の地表を覆っている枯れたヨシの中で鳴いているように感じました。
    前にもちょっと書きましたが、私は昨年の春にはじめてキンヒバリの声を知りました。山形に生まれ13年信州で過ごした中では全く縁がなかったのです。もちろん10年過ごした庄内でも・・・なのですが、実はひっそりどこかの湿地で鳴いてはいないかと思わずにはいられません。越後平野と庄内平野はそれほど遠くもないわけですから。。。

  • コガタコオロギ


    ZOOM H6, RODE NT5 OMNI 2016年5月29日 新潟県

    コガタコオロギの声を聞くのは初めてです。もしかしたら、今まで聞いてはいても、それと気づかなかった可能性もあります。今回は、マダラスズにしては声が大きいかな・・・とちょっとした違和感を感じたところからでした。

    ▲ツヅレサセコオロギに似ていますが、ずっと小さなコオロギです。LEDライトを照らしても鳴いている姿を見せてくれました。

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  • ヌカカ

    体長1〜2mmの本当に小さな吸血昆虫です。あれ?なんだか痒いなあと気づいても、あまりに小さいので見落としてしまいそうです。山中の川岸でカジカガエルの録音中に10匹ほどにまとわりつかれました。皮膚の柔らかいところでないと食いつけないようで、じっくり観察する余裕がありました。多いところじゃ、それどころじゃないはずです。

    ▲手の甲で吸血中。翅にしま模様のあるタイプです。角度が悪くこんな風にしか撮れませんでした。平均棍が白く目立っていますが、肉眼ではそれすら分かりません。虫があまりに小さすぎるためです。

    ▲これは別種。親指の爪の近くで吸血中です。

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  • ブユの吸血シーン

    ブナ林が新緑につつまれると、辺り一帯ブユの危険地帯と化します。人によってはブユに刺されるなんてとんでもないらしいですが、自分はもちろん痒いのですが、割とすぐに腫れも引きます。子供の頃、散々やられたからというわけでもないのでしょうけど。。。

    動画を撮影してみました

    倍率が今一つ足りなかったので編集時にトリミング。ブレも気になったので、これも編集時に手ぶれ補正を入れてみました。

    体長3〜4mmほどのブユ、オオブユのなかまじゃないかと思います。しかしブユって種類数が多い割には資料も少なく、詳しい種名はわかりません。吸血時は前脚をたたんで前傾姿勢をとりますが、体重をかけて鋭い口を突き立てているのでしょうか?あらためてブユの口ってどうなっているのか、不思議に思いました。動画を見てもよくわかりません。口を離すとバッと血が出ます。

    手の甲でやってもらうと撮りやすいのですが、なかなか思い通りにブユを誘導できず、無駄にいっぱい刺されてしまいました。