Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ミヤマカラスアゲハの鱗粉

    鱗粉を撮影してますます確信が持てた。先日からの補正レンズ追加で期待以上に画質向上している。まだブレやデータ不足など問題はあるけれど、確実によくなってきた。


    ▲ミヤマカラスアゲハの鱗粉。後翅表側の青い部分。金属顕微鏡用40倍対物レンズで撮影。62枚から深度合成。
    まるで障子のようだ。桟と障子紙的な構造が感じられる。障子紙じゃなくて多層膜構造のフィルムなのだろうけど、この膜、角度によって透明っぽくなるのか、ところどころ奥の色が透けて見えている。あるいは本当に抜けているのか?
    残念ながら、その辺りが判別できるほど画質はよくない。


    ▲同じくミヤマカラスアゲハの鱗粉。後翅表側の赤い模様の一部。金属顕微鏡用40倍対物レンズで撮影。75枚から深度合成。
    赤い鱗粉はフラットで、青い鱗粉とはまるで違っているのがわかる。

  • タマムシの前胸アップ

    タマムシは前胸背板がキレイだ!
    2015-05-29-04.42.53 ZS PMax
    ▲金属顕微鏡対物レンズ10倍で撮影。122枚から深度合成。
    翅にも細かい六角形のパターンがあったけど、ここも細かい六角形で埋めつくされている。ただしこちらは透明感があって奥まで見通せるようだ。構造色に作られた妖しげな世界?ヤンマの複眼を見ているような感じだ。

    40倍でも撮影して深度合成してみた。しかし何だかうまくいかない・・・ (さらに…)

  • タマムシの翅

    タマムシの翅を顕微鏡対物レンズで拡大撮影。フラットナーの効果てきめんで、特に40倍の方はようやく本来の実力を見せてくれたという感じだ

    2015-05-28-15.45.16 ZS PMax
    ▲40倍対物レンズにて撮影。くぼみの奥に穴があるのは間違いない。48枚から深度合成 (さらに…)

  • 補正レンズ

    久しぶりの投稿は小さなレンズのこと。

    実はよく使っているBORGの36ED。近距離ばかりなので特に感じていなかったのだが、遠景を撮影すると周辺像がかなり流れることに先月初めに気がついた。もう1年半使っているというのに・・・スリムフラットナーという補正レンズの存在を知ったのもそれからだった。なんとうかつな!

    もちろん、自己流の顕微鏡対物レンズを使った撮影にも影響してくるはず。よく撮影しているハンミョウでテストしてみた。
    2015-05-27-05.28.06 ZS PMax
    ▲金属顕微鏡用対物レンズ10倍。ちょっとコントラストが上がっただろうか。21枚から深度合成

    2015-05-27-05.57.17 ZS PMax
    ▲40倍対物レンズはだいぶ画質がアップしたように思う。色のにじみが減った。35枚から深度合成。

    2015-05-27-05.58.17 ZS PMax
    ▲同じく40倍。36枚から深度合成。
    Photoshopで強めにシャープをかけても問題ない。以前は加工するとさらに色のにじみが酷くなって、あまり表に出せない感じだったのだけど、これでやっとOKかな?

  • キジラミの一種

    またしても更新がしばらく途絶えていた。先月22日から鶴岡を離れて、房総半島にいる。写真ではなく映像の仕事で、自由な時間が取れないが、このままでは自分の写真が腐ってしまう。昨年、シーズンオフになってから買った7Dマーク2も腐ってしまう。だいぶ仕事のペースが決まってきたので、ここらでちょっと頑張ってみようと思う。

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    ▲種類はわからないがキジラミの一種。3月5日撮影。
    常緑の植物、カシだろうか。葉裏に小さな虫がユラユラ揺れているのに気づいた。 (さらに…)