Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 補正レンズ

    久しぶりの投稿は小さなレンズのこと。

    実はよく使っているBORGの36ED。近距離ばかりなので特に感じていなかったのだが、遠景を撮影すると周辺像がかなり流れることに先月初めに気がついた。もう1年半使っているというのに・・・スリムフラットナーという補正レンズの存在を知ったのもそれからだった。なんとうかつな!

    もちろん、自己流の顕微鏡対物レンズを使った撮影にも影響してくるはず。よく撮影しているハンミョウでテストしてみた。
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    ▲金属顕微鏡用対物レンズ10倍。ちょっとコントラストが上がっただろうか。21枚から深度合成

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    ▲40倍対物レンズはだいぶ画質がアップしたように思う。色のにじみが減った。35枚から深度合成。

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    ▲同じく40倍。36枚から深度合成。
    Photoshopで強めにシャープをかけても問題ない。以前は加工するとさらに色のにじみが酷くなって、あまり表に出せない感じだったのだけど、これでやっとOKかな?

  • キジラミの一種

    またしても更新がしばらく途絶えていた。先月22日から鶴岡を離れて、房総半島にいる。写真ではなく映像の仕事で、自由な時間が取れないが、このままでは自分の写真が腐ってしまう。昨年、シーズンオフになってから買った7Dマーク2も腐ってしまう。だいぶ仕事のペースが決まってきたので、ここらでちょっと頑張ってみようと思う。

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    ▲種類はわからないがキジラミの一種。3月5日撮影。
    常緑の植物、カシだろうか。葉裏に小さな虫がユラユラ揺れているのに気づいた。 (さらに…)

  • 越冬中のウラギンシジミ

    今、鶴岡で越冬中のウラギンシジミを見ている、と知人から連絡が入った。それはすごい!ぜひしっかり記録していて下さいと伝えたのだが、あなたに撮ってほしいから連絡したのだと、そんなありがたいお言葉をいただいてしまったら・・・行かねばバチがあたります!

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    ▲だいたいその辺にいるよと教えてもらっても、まるでわからない。おそらく、その辺りをしょっちゅう通っていたとしても、自分は見つけることができなかっただろう。写真は、レフ板を当てて銀色に光っているけど、こんなはっきりしたものではなかった。

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    ▲発見の過程を聞けば、夜の散策中に灯りに照らされて・・・ということだったらしい。なるほど納得だが、現場に何度も足を運ぶなかでこその大発見だ。すばらしい!そして、教えてくださってありがとうございました!

  • ヤツデキジラミ

    冬に青々としたヤツデの葉を見ると、ひっくり返して葉裏の虫を探してしまう。いずれは鶴岡でもマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイが見られるんじゃないかと思うからだ。この日も空振りだったけど、別の虫、ちょっと特徴的なキジラミを見ることができた。

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    ▲ヤツデについているんだからヤツデキジラミか?と、まずはGoogleでワード検索してみたら、確かにそんな名前の虫の情報がたくさん引っかかってきた。画像を見ても、ヤツデキジラミに間違いなさそうだ。葉裏なのに虫のまわりはじっとり濡れている。この虫がヤツデの汁を吸いながら排泄したに違いない。 (さらに…)

  • 年越ヒメカマキリ

    新年、明けましておめでとうございます。今年もまた新しい発見を、新しい体験を求めて 、日々過ごしていきます。今年の目標は「中途半端でやめない!」です・・・
    どうぞよろしく

    今年最初の一枚として、飼育中のヒメカマキリ(雌)を撮影した。このヒメカマキリは、11月半ば、たぶん赤川の河口近くで私の車の中に偶然もぐりこんできた一匹。晩秋になってよく見るようになるヒメカマキリだが、雪が降ればさすがに生きられないはず。これも縁だ死ぬまで付き合ってやろうと暖かい部屋で時々ミールワームを与えていたが、ついに年を越してしまった。
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    ▲ちょっと弱ってきた感じもするが、触角を細かく震わせ敏感に反応する。 (さらに…)