Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オオルリボシヤンマ

    長靴履いて水辺に踏み込んだら、バリバリ・・・と大きな羽音を立ててオオルリボシヤンマが飛びだしてきた。産卵に雌が集まっているらしい。そういえば、昨年は、ちょうど今頃オオルリボシヤンマを高速度カメラで追いかけていた。

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    ▲産卵中のオオルリボシヤンマ。なかなかいい場所が見つからない様子

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    ▲前翅のねじれ具合が面白い。これは翅を前方に駆動している途中の動きと思う。翅の前縁部の根元に近い方は硬く、中ほどから先端に向かっては柔軟な動きをするため、こんな形にしなるのだろう。

    産卵場所を探す雌は飛翔撮影が撮りやすい。あの、高速度カメラで迫ることができたくらいだから・・・といってもあの時は相当時間をかけた。あれに比べれば、写真におさめるのはずいぶん楽なものだと思う。

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    ▲キイトトンボも産卵個体が多く見られた

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    ▲アオイトトンボは水上のずいぶん高いポイントに産卵していた。しゃがまなくとも、楽に真横から撮影できた。

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    ▲オオイトトンボも産卵中のものが多かった。

     

  • ヤマトヒバリ

    家の庭にもいるけど、ここは何でも顔を出してくるお庭。ヤマトヒバリまでひょいひょい姿をみせてくれた。
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    ▲雌を見たことがあっただろうか。翅は透明で角度によってはないように見えてしまう。 (さらに…)

  • 羽化直後のカたち

    カの羽化の時間は決まっていないようだ。うちの庭ではだいたい午前中によくヒトスジシマカの羽化を見るのだが、飼育中に撮影したものは夕方だったし、こちらのお宅の庭ではいつでも何か羽化している。数の多いところで見ていると色んな事が短時間で見えてありがたい。
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    ▲ヒトスジシマカ。昼行性で夜は不活発のカが昼に羽化しているのは普通か?

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    ▲アカイエカ。夜行性のカだが、昼に普通に羽化している。

  • 蛹化

    ちょっとつまずくと、連鎖的に上手く行かなくなるときがある。逆に弾みがつくと、それまでダメだったものが急にうまく進み出す。ここしばらくそう続くよう願いたいところだ。ヤブカの蛹化の撮影は半月前に失敗をくり返したのだが、もう大丈夫。よかった!
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    ▲ヒトスジシマカの蛹化前の幼虫
    通常は体の中心を通る消化管に内容物が見えるのだが、蛹化が近づくと、脱糞して空っぽになるようだ。蛹のうちは何も食べないはずだけど、空っぽになって大丈夫なんだろうか?

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    ▲蛹化の過程は、無事撮影完了。表面張力との闘いのような撮影だった。
    数回撮影をくり返して、前に撮影したヤマトヤブカとは若干違いがあることは間違いないようだ。

  • ヒトスジシマカの吸蜜

    自宅の庭でも撮れるはずだと無駄に時間と労力を費やしてしまったようだ。
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    ▲ヒトスジシマカの吸蜜。ヤブガラシの蜜をなめる雌

    とあるお宅の庭は、広さも数倍、ヤブカの数はたぶん10倍以上。撮れなくて困っていたシーンもすぐ目の前に!ヤブカごときにと笑われるかも知れないけど、大興奮の私だった。ホント、実は泣きそうになった。