側溝のケラをさがしはじめて二回目で、これはマズイと気づいた事がありました。 前回は移植ごてで適当に掘って問題なかったので安心していましたが、この日は最初に失敗が続きました。 あまりに惨い結果・・・文字に書くこともできません。 これはイカンと、それからは移植ごてをナイフのように使って、地表から土を薄く削るように掘っていきました。 この方がずっと楽しくケラを掘ることができます。 強調しておきましょう ケラ掘りは薄く土を削るように
そしてまた、堀り方を変えてよかったことに、卵塊が3つも見つかりました。 ▲横長の丸い部屋がポカッと空いて、見ると中に卵が固めてありました。 これがハサミムシのように真っ白な卵ならすぐに気づくところですが、前回のようにザクザクと掘っていたら、絶対見落としてしまいます。 3卵塊は慎重に撮りだして持ち帰りました。
海外サイトを調べてたら、ケラのトラップがある事を知りました。(mole cricket, trap) それをまねてみようかとも思いましたが、実践図を頭で描いてみると、まるで側溝を作るかのようです。 以前より、ケラは田畑近くのU字溝を探していましたが、結局それがベストかも知れません。
▲庄内に来てから、側溝探しはあまりやっていませんでした。 それほど収穫がないように思えたからですが、そんなことはありませんでした。
▲側溝にたまった泥に、ケラの坑道のサインが結構見つかります。 (さらに…)
しばらくムラサキケマンの根際ばかり探して見つからないなあと思っていたのですが、 全くの思い違いだったかも知れません。 小諸でウスバシロチョウの幼虫を探す時はまずムラサキケマンでした。 かつての経験が邪魔することがたまにあります。
ようやく見つけた幼虫がいたのは、先日花を撮影していた、ミチノクエンゴサクの根元でした。 鶴岡でウスバシロチョウの幼虫を初めてまともに見たように思います。 ▲写真でもわかりますが、葉が食べられているのに気づいた事がきっかけでした。 ちなみに、この写真は落ち葉をめくって幼虫が見えるように置いています。 (さらに…)
月初めに考えた予定では、今頃は鶴岡から離れ、次のポイントでギフチョウ・ヒメギフチョウを撮影しているはず。 でも、気温が低めで季節の進みは例年より遅れ気味になってきました。 ▲山のギフチョウはまだまだ、羽化したばかりのような綺麗な雄が見られます。
この冬、鶴岡の雪は少なめでした。 山の雪どけは例年以上に進んでいて、ギフチョウの発生も早まるかと思われましたが・・・ 意外に気温が上がりません。結局は例年通りになっているように思われます。
▲スミレの一種で吸蜜中のギフチョウ。翅の傷みがちょっと残念