Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • カブトムシの複眼

    家の片付けなどを終えて落ち着いたところで、今年最後の撮影に取り組みました。
    選んだテーマはカブトムシの複眼。
    こんな大きな甲虫なのに、複眼の個眼が意外に見えないのです。

    カブトムシ2

    ▲撮影倍率は1倍で特に高倍率ではありませんが、深度合成の効果でしょう、
    カブトムシが妙にでかく感じます。
    さて肝心の複眼ですが、この倍率ではまだ個眼の様子がよくわかりません。

    カブトムシ3

    ▲ほぼ同じ角度から複眼のドアップを狙ってみました。
    複眼の表面はとってもフラットで、カミキリムシのように一個一個の個眼が半球状に盛り上がっているわけではありません。個眼の層の上に1枚保護フィルターがかぶさっている、という感じでしょうか。そして個眼のサイズがとても小さいのに驚きます。

    よく知られている虫なのに知らない事が一杯!
    そういうものを来年もどんどん追求していきたいと思います。

  • クモガタガガンボ

    前日にキタムラから受け取ったPanasonicGH3を手に、クモガタガガンボを探しに行きました。
    GH3にはビデオ機能に期待していて、何といってもフルHDで60P、そして音声関係の性能アップが嬉しい!


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  • ミヤマクワガタ触角

    また標本撮影__ミヤマクワガタの触角です。

    ミヤマクワガタ触角3

     

    ▲Canon MP65mmの3倍での撮影より38枚のJPG画像からの深度合成です。
    触角の細部をじっくり見たことなどありませんでした。かなり新鮮です。

    ミヤマクワガタ触角1

     

    ▲先端の節をさらにアップ。ZUIKO MACRO 20mm F3.5
    ぽっかり空いた穴やら、硬そうなトゲ状の毛、なんとも不思議な構造がいっぱいです。

    ミヤマクワガタ触角4

     

    ▲最初の画像と反対側から撮影した触角の様子

  • ミズイロオナガシジミの卵

    OLYMPUSの古い20mmマクロにいつもより更に接写リングを80mmプラス。倍率は12倍ってところでしょうか。
    画面の横幅は1.5mmほどで、ミズイロオナガシジミの卵も画面一杯になります。
    残念なことに、マクロ20mmの性能の限界を超えてしまい、解像感はだいぶ落ちてしまいます。
    もしかしたら、見た目は拡大されていても、8倍の時の解像度とさほど変わらないかも知れません。

    0.01mmピッチでカメラを前後させフォーカスをずらしながら深度合成用の素材を撮影していきます。

    ミズイロオナガ05 (さらに…)

  • 深度合成と黒バック

    いつものように深度合成した画像を見た瞬間、何だか電子顕微鏡写真のようだと思いました。
    やわらかいトップライト、そして真黒に落とした背景が効いているようです。

    シロスジカミキリ5

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