今日は何度か雄と雌の求愛行動を観察できました。 雄の鳴き声に実に敏感に反応する雌。雄の背中に誘惑腺?そして巨大な精球・・・ ずいぶん久しぶりに一連の動作を見ることができ、記憶違いの修正もできました。
▲草間で鳴く雄 (さらに…)
いつもは8月に入るころに鳴き始めるカンタンですが、今年はやや遅れている感じです。 乾燥気味なところも影響しているでしょうか。 鳴き声から受ける印象では、8月半ば過ぎたというのに、まだ数は少なめです。
今の季節、カンタンは夜の虫です。 灯りを照らして見てまわると、いたるところに姿が見られました。
▲ヒメムカシヨモギの花や種を食べる幼虫。
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先日のケラの卵は数匹が孵化していて、かわいい幼虫の姿を見ることができました。
▲いっせいに孵化するのかと思いましたが、そうではなかったようです。 それとも残った卵は状態がよくないのか?
YouTubeにアップした動画です。 オオシオカラトンボの雄のホバリング・・・下では雌が産卵中です。
▲高速度カメラE2、オリジナルサイズ512×392pixel、撮影3000fps(前)2000fps(後)・再生24fps
ホバリング中は、実にゆったりと無駄のない羽ばたきであることがわかります。 トンボは4枚の翅にそれぞれ飛翔筋が繋がっている直接飛翔筋型の昆虫ですが、よく言われるように4枚の翅はバラバラに動いているかというと、どうでしょう。 前翅と後翅は別々に動きますが、左右はほぼ同じ動きをしているように見えます。 また、いくつか映像を見ていると、決まって後翅が前翅に先行して動き出すようです。
クサカゲロウの飛翔も高速度映像で撮っておきたかったので、うまくタイミングが合ってよかったです。 昨年、飛翔写真を撮った時(>>>アミメカゲロウの飛翔)に、いくつかの参考書からどういった瞬間をとらえているものか、調べたのですが、その確認ができました。明らかに、後翅は前翅の動きに遅れて動いています。
ただし、真上に向かって飛ぶことしかできないというのは違ったようです。 それと、離陸の時、中脚と後脚で小さくジャンプする様子は初めて気がつきました。 ▲高速度カメラE2で撮影、オリジナルサイズ512×392pixel 撮影3000fps(前)2000fps(後)、再生24fps
以前の記事のタイトル「アミメカゲロウの飛翔」とはやっぱりおかしい、ですね。修正の必要ありです。 アミメカゲロウのどれもが同じような特徴があるわけではないようですから。 それと離陸時のジャンプは、全てのクサカゲロウに共通かどうかも分かりません。