今年のセミの季節はいつもとちょっと違うような気がします。まず、8月のはじめでも抜け殻が少なく、お盆を迎えてから増えました。今はもうセミのシーズンは終わりに近づいていると思うのですが、暑さが残っているためか、いまだに夜には羽化していたりします。よく知っているようなアブラゼミでも、全然知らない事が多いんだなあ・・・
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ハタケノウマオイ
私がいままで山形県内で(ほとんど庄内だけですが)聞いたウマオイの声は、ハヤシノウマオイばかりです。ハタケはいまだありません。ところが、県境を越えて越後平野をしばらく行くと、ハタケノウマオイもだいぶ混じってきます。
両種の違いは鳴き声を聞けば一発(久しぶりにPodcast更新しました!)
でも、姿格好はまるでうり二つの兄弟です。
▲標本を作っている人なら両者の区別もつくのでしょうか。交尾器の違いとか?もちろん私にはさっぱりです。でも鳴き声の明らかな違いから、この写真は絶対の自信を持って紹介できます。
▲これもハタケノウマオイ。1〜2分鳴いて飛んで移動、をくり返すところも、ハヤシノウマオイと似ています。しかし、雌はどうか?となるとお手上げ。。。ウマオイ同士は眼で仲間を区別せず、音でコミュニケーションをとっているんだから、間違いはないでしょう。
ところで、山形県内のハタケノウマオイの生息状況について、ご存じの方はいらっしゃいますか?できればPodcastで鳴き声をお確かめいただいて、ご一報いただければ嬉しく思います。 -
カワラハンミョウ
新潟の砂浜にて、ようやくその姿を見ることができました。
山形県内では久しくその姿が見られなくなっているそうで、絶滅したとも言われています。
▲初めて見るカワラハンミョウは、意外に大きく感じました。

▲灼熱の砂の上を歩く歩く・・・砂だらけになって追いかけました。

▲見つけたのはこの1匹のみ。ここでも数の少ない昆虫なのでしょうか。
ところで・・・

▲波打ちぎわに見つけたこの甲虫の幼虫。もしやヒョウタンゴミムシの幼虫でしょうか?ハマトビムシでも狙っているのか・・




