Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オオムラサキ

    昨年まではオオムラサキのポイント探しに迷いに迷いましたが、もう今年は迷いません。
    急に思い立って鶴岡から1時間半車を走らせれば、絶好のポイントが開けております。

    ▲エノキの周りにテリトリーを張っている雄。羽化直後の雌狙いでしょうか?

    ▲2匹でなかよく樹液を吸っています。触角が触れあっても、いらつくこともなさそうでした。

    ▲しばらくオオスズメバチが陣どっていた樹液ポイント。ヌシが飛び去って、コガタスズメバチだけになったら、オオムラサキもさっと中心部に近づいてきました。翅の表側を撮影するチャンス!

    ▲通常は翅を閉じていますから、カナブンと争ったりして時々開く瞬間を狙って撮影。一瞬なのでストロボで動きを停めますが、肉眼と違う色味に転んでしまいます。まあ、自分はストロボが作る色も嫌いじゃありません。

     

  • ウラジロミドリシジミ

    また今年も裏面だけの撮影に終わってしまうのか?のウラジロミドリシジミ。

    ▲まだ羽化して間もないようです。雌でしょうか?

    いつものハンノキ林では、ミドリシジミが順調に増えてきているようです。
    昼過ぎ、ちょっと寄ってみました。

    ▲今年はOM-Dの高感度のおかげで、ノンストロボの写真が楽しいです。

    ▲クリの花で吸蜜するカラスシジミ!!

  • クロナガアリの結婚飛行

    日はかげっているけど、今日は何だか蒸しました。そして気がつくと、足下の地面に結婚飛行に出るクロナガアリ!
    関東では4月末から5月始めくらいと聞いていましたから、こちらは5月半ば過ぎかとマークしていたのに、まるで巣が開いていない日が続き、これはもう完全に見逃したんだと、通うのをやめてしまったのですが・・・・

    ▲新女王が次々に出てきます。

    ▲草に登ったりとか必要無いようで、直接地面から飛び立っていきました。

    ▲クロナガアリの、こんなに賑わっている状況見たことありません!久しぶりにドキドキしました。
    しかし、どうしたわけでしょう?今日は雄アリを1匹も見ませんでした。

    ▲何度か、働きアリが新女王のそばに駆け寄るようなシーンを見ました。・・・いや、わかります。
    私も自然の事象を、昆虫の生態を、感情をこめて見たり語ったりするのは、いかがなものかと思うのですが、このクロナガアリの動きは、長く一緒に暮らした仲間との別れを惜しんでいるように見えてなりませんでした。
    上の1枚では、そんな様子がよく写りました。
    特に左の働きアリの触角!やさしく女王をなでています。

  • ニッポンハナダカバチ

    去年の8月にもうシーズン終わりのコロニーらしきものを見つけ、次の夏には必ず!と誓ったニッポンハナダカバチの庄内での撮影作戦がいよいよスタート!?

    ▲ビンビンと高く大きな羽音は間違いようがありません。地面に降り立ったところを見ると間違いなく彼でした。

    今日は2匹。2匹とも雄のように見えました。
    昨年7月25日に柏崎で見たような状況をここでも見られるのか?それとも空振りに終わるか?
    答はもうすぐにわかることでしょう。

  • 飼育中のクロオオアリ

    ▲孵化が始まっていました。抜け殻をつけた幼虫も見えます。
    この女王は、6月3日に採集したもの。