地面にべったりだったギシギシの葉が広がって、そこにコガタルリハムシがいっぱい集まっていた。越冬あけの空腹を満たすように、熱心に葉を食べ続ける雌と交尾するのに熱心な雄。まもなく大量の卵が産みつけられ、真っ黒な幼虫がまた葉をボロボロにするまで食べていくだろう。
ミツバチの吸蜜を90mmマクロで追っかけようと思ったが、改めて難しいと感じた。やっぱり虫の眼レンズが撮りやすい。これは別に90mmがダメなわけではなく、虫の眼だとほぼノーファインダーで撮影できるからだ。
おまけに、レンズを切り替えてからの一匹は、虫の眼レンズがぶつかっても動じないので撮りやすい!黒が強い感じの、おそらくベテラン働き蜂だった。
上池沿いの道を歩くと小さなガが何匹も飛び立った。数百メートル歩いて10匹くらい、気になるほどだった。枝にとまって休んでいる一匹を撮影。調べてみるとフユシャクの中でも最も遅く出る種だった。2〜4月に発生で、冬の終わりを、あるいは春の訪れを告げるフユシャクと言われているらしい。
今日は、鶴岡も最高気温を20度を超えて山も騒がしくなっているかと思ったが意外にひっそりしていて、そんな中で印象的な出会いだった。
しばらく暖かい日が続いたが、今日は20度を超えた。これまで全く羽音すら聞かなかったミツバチが、庭のツバキに何匹もやってきた。昨日だって十分暖かったはずなのに不思議なこと。偵察の働き蜂にようやく見つかったということだろうか。いつもの虫の眼レンズで撮影。久しぶりに本気で虫を追って、失敗が多かった。
ヒサカキのつぼみが一部白くなって開花が近そうだ。ハチには何か感じるものがあるのか、一匹周囲を飛んでいた。
何年か前に成虫をよく撮った赤川の土手で、ベニシジミの幼虫探し。食草のスイバの葉に薄皮を残した食痕を頼りに探すが、思ったほどは見つからない。ようやく2匹だけ見つけることができた。すべてOM 90mm F3.5での撮影。テレコンなし。