Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • チャタテムシの一種

    木の幹に何か丸くかたまっている・・・以前にも見た光景です。(>>>
    種名は分かりませんが、チャタテムシの一種。

    ▲ふっと息を吹きかけると、ざわざわと動きます。不気味と言えば不気味。

    ▲隙間無くびっちりかたまっています。ぴったりくっつくのは仲がよいばかりでは無いはず。外敵から身を守る作戦の一環なのでしょう。

    ▲端のほうで脱皮中のものが立ち上がっていました。チャタテムシは不完全変態ですから、脱皮も羽化も似たようなものです。でも、脱皮後も翅芽が少し長くなった程度で、まだ幼虫とわかります。

    成虫に羽化したのちはこの集団生活はどうなるのでしょう?

  • 灯火採集

    今年初め、地元ディスカウントショップの初売りで発電機を衝動買いしました。野外での精密機器の使用も見込んでインバーター式の少々お高いのを購入しましたが、一番、稼働率の高いのは夏の灯火採集になりそうとは最初から分かっていました。

    でも、何だかんだで水銀灯を買ったのはつい最近です。そして、野外でどう水銀灯をセットするかに少々手こずり、なぜか点灯できず、気がついたらランプがしっかりソケットにはまっていなかったという初歩的なミスまで加わって、ようやく点灯実験に成功したのは本日の夕方。防水仕様のソケットのゴムパッキンで、電球がかなりはまりにくいのでした。

    聞けば明日からは台風通過で天気が悪くなるとのこと。だったら今日のうちに一度、山で点灯しておきたいと思い立って・・・9時過ぎてから出かけていきました。

    夜10時から11時半まで300w一灯で、こんなに集まりました!

     

    ▲ほとんどガですが、オオミズアオが多数集まったのには驚きました。
    月も無く、気温も16℃〜18℃だったようで、条件もよかったのでしょう。

     

    ▲オオミズアオ

     

    ▲ヤマトクロスジヘビトンボ。クロスジヘビトンボと何となく違うように思って調べたら・・・初めて知る種類です。今までクロスジと思っていたものは正しかったでしょうか?

     

    ▲ホシホウジャクそれともクロホウジャク? あらためて知りましたが、両者とも成虫越冬とのこと。それにしては、春にそれらしきものを見たことがありません。秋は色んなところで吸蜜するのを見ているのに、意外です。

     

    ▲ビロウドスズメ

     

    ▲アサマキシタバと思います。小さなキシタバでした。

     

    ▲シロヒトモンノメイガ

     

    ▲色々面白いのがかたまっています・・・

  • ヒメシジミ

    2008年に引っ越してきた頃、ヒメシジミは山形県内ではそう普通に見られないものと聞きました。小諸ではごくごく普通に見ていたものですから、すごく意外な感じがして、やっぱり残念に思いました。でも、行く先々で割と普通に出あいますから、自分と相性がいいのかな?などと思いながら、この愛らしいシジミチョウを見続けています。

    しかも、年々見る頻度が上がってくるようで、ここにきて急に気になってきました。今年は、遂に自分の近所の河川敷で見ることに・・・。大雨で幼虫が流されてきたとか、あるかも知れませんが、急速に分布を広げているのかも知れません。地味なチョウですが、近場でいつも普通に見られるようになったら、やっぱり嬉しいですね。温かく見守っていきましょう。

    ▲まだ羽化直後のようで、綺麗な雄でした。

     

  • シマヘビの顔に

    気がつくと目の前にシマヘビ。

    ▲ゆったりくつろいでいたはずなのに、すっかり緊張しちゃって申し訳ないくらい。私が2枚シャッターを切ったところで、シマヘビは辛抱できなくなったか慌てて降りてしまいました。

    ところで、撮影した画像を拡大して気づいたこと

    ▲鼻先にとまった2匹。ヌカカでしょうか?
    シマヘビも痒いはずです。でも、手も足も出ないから、顔を振るくらいしか、こうした連中をふりほどくことはできないでしょう。

  • ハッチョウトンボ

    鶴岡のハッチョウトンボはバッチリ最盛期に入っています。今年も、いつものポイントには100匹は下らない数が見られて嬉しくなりました。

    ▲真っ赤に成熟した雄。自分のテリトリーに邪魔なものが入ってこないか、また雌が来ないか見張っています。

    ▲水面、というか湿地の照り返しが背景を美しく演出します。

    ▲水辺はうるさい雄が陣どっていて、それを避けてか、雌はちょっと離れた草地に多く見られます。

    ▲交尾中のカップルが・・・

    ▲離れました。でも雌は産卵を開始しません。

    ▲上空、ちょっと離れた空間でホバリングしながら様子を見る雄。結局雌は産卵する前に別の雄にさらわれてしまいました。。。

    ▲緑は美しいし、ハッチョウトンボの撮影には最適な季節です。