Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • オトシブミ

    鶴岡周辺ではオトシブミの主なホスト植物はサワグルミです。サワグルミは渓流沿いに育つクルミで、20m以上の巨木も珍しくありません。
    今年オトシブミの揺籃を探して方々見てまわって気づいたことですが、サワグルミは高木なものほど葉の生長が進んでいます。下の低い木ではまだ芽吹いているところで、上の方ではもう揺籃が多数ついているということが多くありました。そして、この時期の山の樹木というものは、標高差があっても、ほぼ同じタイミングで葉を開き花を咲かせています。トチノキしかり、ホオノキしかり。サワグルミとオトシブミも同じでした。
    期限が迫る中で、その様子は随分焦らせてくれました。

    ようやく低いところでの揺籃づくりを撮影できてホッと一安心。

  • オオゾウムシの眼

    何ということかMP-E65マクロが壊れました。
    小さな虫が楽しいこの時期に・・・すっかりパニックに陥った私は、考えに考えた末に、修理という選択を保留し、新品を購入する決意に至りました。また考えに考えた末に、海外ショップからの購入を選択。

    火曜の注文で金曜の昼には到着です。ありがたい!
    早速テスト撮影してみました。

    現状に戻っただけなのですが、何だかずいぶん解像度が上がったような印象を受けました。
    もしかしたら軸がずれていたんじゃないかと思うくらいにです。
    予想外の出費ですが、結果オーライ! 

    ところで、オオゾウムシの複眼は、下方向にずいぶん視界が広く取られているものです。
    何か意味のあることとは思いますが、想像すらできません。

    前翅のアップ

    まるで虫の体表と思えない、奇妙なものです。
    ボコボコとびだした中央には穴があいているようです。

  • エゾイトトンボ

    この日はオトシブミを求めて方々走り回りました。
    サワグルミの葉もいい具合に開いて、高い所には揺籃がポツポツ見え始めているのですが、数が少なく、手の届くところで巻いているものに遂に出あえず終いでした。軽く撮れると踏んだのですが、ちょっぴり焦りの気持ちが芽生えてきました。

    こうなると見えるものも眼に入らなくなっていけません。ふと立ち寄った谷間の池に見つけたエゾイトトンボで、しばし気分転換。結構敏感で、150mmマクロでちょうどいい距離感です。

    他にもヨツボシトンボがしっかり成熟し、追いかけ合っていました。
    春のトンボたちが面白い季節に入っています。

  • シオヤトンボ

    シオヤトンボが水たまりに産卵中。上で監視している雄も含めた広い画面にしたかったのですが、あいにく150mmマクロがついていて、広く撮れません。
    それならばと、それぞれの飛翔写真ということで狙ってみました。

    雄は1/4000秒で撮影

    雌は1/2000秒での撮影でした。
    絞りオートで撮影していましたが、とすると雌は若干露出オーバー気味?

     

  • ウスバシロチョウ

    赤川のウスバシロチョウは最盛期な感じです。
    ヒョウタンボクの花に吸蜜している姿が印象的でした。

    ウスバシロチョウほどゆっくり飛ぶ蝶もないでしょう。
    いつものようにリコーで追いかけてみましたが、これは撮りやすい!

    でも、アップ目で狙った写真はことごとく失敗です。
    絶対もっとよく撮れると分かっていながら、アタリがないのは何とも悔しいもの。
    どうも調子がでませんでした。