Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • スギタニルリシジミ

    あれやらなくちゃ、これもやらなくちゃ・・・色々あるのに保留したまま、Sさんに誘われるまま春の山に出かけてしまいました。今年は春の進みがかなり遅くなっているはずでしたが、意外なくらいに春の花はほとんど咲きそろっているし、谷閒にはスギタニルリシジミを数匹見ることができました。

    手前に見えるピンクはもちろんカタクリの花。
    スギタニはカタクリの蜜が大好物のようです。
    花のへりにとまると、滑りやすい足場もなんのその、花の中心に向かってゆっくり歩いて行きました

    Sさんには本当に感謝。
    自分1人では、こんな素敵なシーンに出あうことはなかったでしょう。

    そして、Sさんの予感は大当たり。
    「いっつも、こんな時間このあたりで最初の1匹見るなやの」なんて言った直後に、ふわ〜っと1匹やってくるじゃないですか!ホントの証拠写真にしか撮れませんでしたが、今年はじめてみるギフチョウです。

    ピクセル等倍

  • ネコノメソウの虫たち

    ヤマネコノメソウの小さな花に、小さな虫が蜜をなめていました。

    ユスリカの一種です。はて、ユスリカが吸蜜とは、今まで見たことがあったでしょうか。

    小さな虫ゆえ、気にしたことがなかっただけと思います。細かくふるえるような動きで、花に顔を突っ込んでいました。

    すぐ近くにはトビイロケアリ

    蜜をなめようとすると、顔におしべがあたるようになっているのでしょうか。授粉の担い手としても働いているようです。

    近くにいた小さなハエ

    一瞬、オオメカメムシかと思いましたが、よく見たらハエの一種でした。種名はわかりません。奇妙な形に翅が曲がっていて、とても変わっています。蜜をなめるわけでもなく、何か狙っているかのような姿勢。ちょっとつり上がったような複眼。もしかしたら捕食性のハエなのかもしれません。

    晴れたものの、気温はそれほど上がらず、活動している虫はわずかでした。

  • アカシジミの卵?

    見つけた場所は鮭川村。
    夏にウラナミアカシジミをたくさん見た場所ですから、この卵はアカシジミではなく、ウラナミアカシジミの可能性も高いです。両種の卵の区別点がわかりません。。。

    15枚の画像から深度合成。
    前日からの猛烈な風によって落ちた枝が道ばたに散乱していて、そこから見つけました。
    普段届かない高所の卵を見つけるなら、今がチャンスでしょう。

  • ナナホシテントウ

    顔のアップ

    ティッシュに含ませた水を飲んでいるところを撮影。

    前脚

    脚を縮めて死んだふりしているところを撮影。細かい毛束のようなものに注目しましたが、このサイズでは残念ながらガラスを歩ける仕組みを見ることができません。

    前翅の表面

    あんなにツルツルして見えるナナホシテントウの表面も、アップすると細かいボコボコや穴のようなものが見えます。

  • 越冬あけのチョウ

    そこは毎年春一番にチョウを見るポイント。
    日なたで風があまり吹かない場所で、いかにも暖かそうなところです。

    3匹ほどでテリトリー争いをしているテングチョウが、まず元気な姿を見せてくれました。

    コンパクトで可愛いチョウです。

    そしてスジボソヤマキチョウ。地面におりるとパタッと横倒しになり、そのまま日光浴します。

    お昼近くになると数が増えてきて、3匹が追いかけっこしているなんて珍しい状況もありました。