Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • アオバアリガタハネカクシ

    仙台市の広瀬川河川敷に虫さがし。目標のナナホシテントウは1匹だけ見つかりました。
    石の裏に卵もありましたから、普通にたくさんいるんだと思います。
    雨の降りそうな薄暗い天気だったので、まあ仕方がありませんでした。
    あとは気になっていたコブハサミムシを探して気になる石をひっくり返してみましたが、こちらはまるでダメ。
    どうも環境が違うようです。唯一の収穫はアオバアリガタハネカクシ1匹でした。

    あとで撮った写真を見ながら、つかまえてこれば良かったと思いました。
    青く輝く小さな前翅の下に後翅がたたまれる様子はかなり面白いはずです。。。1つ課題に

    こいつはちゃんと飛べますが、よく似たエゾアリガタハネカクシというヤツは後翅が退化して飛べないとのこと。
    それと、5〜6月によく見る、ちょっと大型のコアリガタハネカクシも飛べないようですので、要注意です。

  • 雪の上のトビムシ

    今日は天気がよく気温も6℃以上にあがったというのに、結局野外に出ることができず、諸々が終わって家に戻った頃には西日が差しはじめておりました。庭の雪もだいぶかさが減りましたが、吹き溜まったあたりはまだ腰の高さくらいまで積もっています。

    見ていたら何だか無性に雪かきしたくなってきました。1時間程度では大したことができませんでしたが、いくらか雪解けが進んでくれるでしょう。西の方じゃ最高気温10℃以上の予想がバンバン出ているというのに、こっちはまだ今年になって10℃以上なんて一度もありません。季節の差がどんどん開くばかりに思えて、妙に焦ってきます。一発、どっと暖かくなって一気に雪を消し去ってほしいものです。

    少しだけ春らしいものを見ました。雪の上のトビムシです。大きさは2mmほど。普段は地表付近にいて小さすぎて気がつかない連中ですが、雪の上ではさすがよく見えます。それでも、こうして目でよく確認できるのは、今頃だけでしょう。すごい数がいるものです。

    それにしても、気温が上がったからといって、なんでわざわざ雪の層を登ってくるんでしょう。わずかにゴミのようなものがあると集まって食べていますが、地上の方がよっぽどエサは多いでしょうし・・・理由がよくわかりません。

  • ヤマシロヒメヨコバイ

    雪に押しつぶされていた庭のヤツデがそろそろ息を吹き返してきました。
    伊丹ではヤツデの葉裏に印象的なクロスジホソサジヨコバイを見ましたが、鶴岡では何もいないよな・・・と思いながらも念のためめくってみると、あれ?何かとまっています。クロスジ・・・よりも更に小さなヨコバイ。

    ヤマシロヒメヨコバイ。体長3mmほど。

    ずっとここで越冬していたものか、今のこの姿からは判別できません。

  • ヤマトクサカゲロウ

    日中、茶の間に1匹のクサカゲロウが現れました。茶箪笥の裏とか天井付近ででも越冬していたのでしょうか。
    ひらひら降りてきて障子の雪見窓にとまりました。

    あらためてその正体を調べてみて驚きました。

    どうやらこれはヤマトクサカゲロウの越冬型。通常は緑色のヤマトクサカゲロウが、越冬時はこんな風に黄色というか、肌色というか、全く印象の違う姿になっているのだそうです。今までこんなクサカゲロウを何度となく見ていましたが、別種かと思っていました。種類数が多くて同定の難しいクサカゲロウですが、越冬時に色変化があるのはヤマトクサカゲロウだけとのことです。

  • 謎のサシガメ幼虫

    エノキの根元の落ち葉をめくっていて、変わったカメムシの幼虫を見つけました。

    だいぶ前にも、同じエノキの根元で、この幼虫を見つけています>>>こちら

    サシガメそれともマキバサシガメ?体形から、肉食のカメムシの幼虫に違いないと思いますが、さて何でしょう?
    大きさは5mmほどで細かい所がよく見えません。白い粉がふいたような、または細かい白い毛がはえたような表面の感じが気になります。

    倍率を上げればはっきりするかと思ったのですが、ますます謎めいた感じに見えただけでした。
    粉でも、毛でもなさそうです。いったいなんでしょう?
    ロウ物質をつけているようにも、カビを植えつけているかのようにも見えます。
    何枚か撮影して、拡大して正体を見極めようと思ったのですが、やはり見た目だけでは分かりませんでした。

    ひとまずケースに落ち葉ごと入れて持ち帰りました。
    うまく飼育できるか怪しいものですが、正体を見届けようとするなら、このまま生育を見続けるのが一番なはずですから。