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イラガの繭
固いイラガの繭には、羽化した成虫が簡単に出てこられるように、すでに切れ込みが入っている・・・そういう話は聞いたことがありますが、確かめたことがありませんでした。

このあたりだろうと精密ドライバーで突っついてみたら、思いがけずポカッと穴があきました。

お!どうやら切れ込みも見えてきたようです。そっと少しずつ開いてみようとさわっていたのですがダメでした。きっかけができるまでは頑丈な作りでびくともしませんが、外れるときは簡単に外れるようになっているようです。実に不思議です。

中の前蛹が露出しました。イラガが蛹になるのは春になってからとのことです。
しかし最初の穴開けがうまくいかなかったのが残念。。。蓋の部分の縁を内側よりアップで撮影。

どうやってこんなにスパッとした切れ込みを入れているんでしょう。いったいどのタイミングで?それと蓋が取れない仕組みは、見たところ糸で繋がっている様子はありません。結構、不思議がいっぱいであります。 -
ゼフィルスの卵
昨日、雪深い山のふもとの林を、カンジキを履いて歩いてみました。
苦労して歩いた割に収穫は少なく、このミドリシジミ類の卵くらいしかありませんでした。家に持ち帰った卵を拡大撮影、18枚の画像から深度合成しています。

コナラの割と低いところについていました。オオミドリシジミの卵と思われます。
だいぶレンズの癖が分かってきました。満足のいく結果が得られました。
左の画像は上の写真の部分アップ、ピクセル等倍で表示。ベストの画像が撮れたといっても、実はこの程度の画質です。普通のレンズと比べると解像度が低く見えると思います。しかし、見えないものが見えてくるというのは素晴らしいこと。
この世に超接写用レンズは様々出ましたが、その本領を発揮する前に消えてしまったものが多数あります。
調べてみると、深い底なし沼のような、私のようなものには危険な世界が待っているようですが、素晴らしい高画質のレンズが眠ったままというのはあまりにもったいないことです。
成功率が低くて使いにくいこれらのレンズも、失敗をおそれず撮影できるデジタル写真との組み合わせで、再び息を吹き返すはずです。








