Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • トノサマバッタ

    再び秋田県某所に。

    天気がよく、ススキの原っぱの中を走る道には、たくさんのトノサマバッタが出てきていました。

    雌雄のカップルも多く、写真に撮りやすそうかなと近づいてみましたが、よく見ると、雌は多くがお腹を地中にさしこんで産卵中。

    交尾できるわけでもないのに、雄は雌におんぶしているのでした。

    オンブバッタという、雄がとにかく雌に乗っかるのが好きな種類がいますが、今日のトノサマバッタは、まるでそんな感じ。

    中には、↓こんなおかしな事になっているものも。

    こちらは単独で産卵中の雌

  • アサギマダラ

    昨日から今朝まで、東北インセクトフォーラムに参加してきました。今年は山形県が当番で、しかも鶴岡市での開催。
    オープニングの講演の時間をいただいて、昆虫スロー映像を題材に話してきました。
    夜は遅くまで昆虫談義。とっても有意義な時間を過ごしてきました。

    午前中で予定は終了したのですが、家に帰るとサプライズが待っていました。
    なんと、庭のフジバカマにアサギマダラです。
    うちは鶴岡市の市街地にありますから、海抜10〜20mくらいだと思います。

    すぐに飛び去ってしまい、まともな写真は撮れませんでしたが、まあ滅多にないこと、記録できただけでも、よかったと思いましょう。

  • ショウリョウバッタモドキ

    あらためて、これは撮りにくい昆虫だと思いました。

    彼らはよくこちらの動きを見ています。
    こちらに隙があると、その間にどんどん遠くに移動しようとします。

    そして特に雄がアクティブな感じです。
    座ってじっと見てると、あちらからもこちらからもポンと飛びたって、遠ざかっていきます。
    翅を使って飛ぶ様子は、オンブバッタとは明らかに違います。

    いる場所にいけば、見逃すことはなさそうな、特徴的な昆虫と思いました。

    おまけに、葉に止まっても、向こう側の見えない方に回り込んで、
    楽には撮らせてくれない。そんなショウリョウバッタモドキでした。

    左の写真は雌。
    雌は低いところでじっとしていることが多いようで、これもまた見つけにくかったです。

     

    下二枚は雄。背中を向けられていると、より見つけにくくなります。
     

     

  • ショウリョウバッタモドキ

    秋田県側の鳥海山のふもとに、ショウリョウバッタモドキを見にいきました。
    以前にも何度か訪れた事のある場所なのですが、いつもタイミングが悪く、まともに撮影できていません。

    先週くらいからだいぶ涼しくなってきました。
    晴れてはいても長袖シャツをまくっていてちょうどいいくらい。
    ちょっと出遅れた感じがしますが、まだ今のうちに気がついてよかったようです。

    道沿いの草にちょっと踏み込むと、すぐに何匹か飛び出しました。

    ススキの原っぱが延々広がっている、そんな場所です。
    ショウリョウバッタ、カヤコオロギのまともな写真がやっと撮れてホッとしておりますと、目に入ったアオイトトンボが何だか気になります。
      
    一応撮影して後で調べてみると、やっぱり・・・コバネアオイトトンボでした。

    この場所、ちょっと不思議です。あまり見たことのない虫が次々に現れます。
    もう1つ、これまで写真に撮ったことのないコバネササキリがいました。

    この虫、鳴き声が相当に小さいようです。
    実は、翅をこすっている様子をファインダーで確認しながら、音が聞こえていませんでした。
    もしや高い音が多くて自分の耳が捉えられないのでは?と焦ります。
    これまでもそばにいながら気づいていなかっただけかも知れません。

  • ショウリョウバッタの産卵

    本日の鳴く虫探しは、残念ながら空振りに終わりました。目的地は新潟市の海岸部。
    夜になり、目的の虫の声が聞こえてくるのを期待して待ったのですが、なんということか!アオマツムシの大合唱に邪魔されて、他の虫の声が何も聞こえません。録音の邪魔になどというレベルじゃありません。これには参りました。

    ショウリョウバッタの産卵シーンを写真に撮れたのはよかったです。
    道路脇のアスファルトの割れ目に腹端をさしこんで産卵していました。

    以前にも夜の道ばたで産卵しているのを見たことがあります。よくあることなのでしょうか?
    時間は夜8時ころでした。