Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • CASIO EX-ZR100

    CASIO EX-ZR100でミノウスバの飛翔を撮影してみました。


    現在最も安価に入手できる高速度カメラ。
    解像度は432×320。 フレームレートは240fps

    こちらは同じくZR100で撮影した画像。広角マクロ性能もナカナカです。

  • ミノウスバ


    庭のマサキを発生源に、今年もミノウスバが元気に飛び交っています。

    網室に持ち込んで飛翔を撮影しました。
    気がつくとミノウスバをさわった手がテントウムシ臭くなっていました。
    今日は1匹もテントウムシをつかんでいないのに。。。

    どうもミノウスバ、見た目も毒虫っぽいのですが、食べると苦い味がしそうです。
    コシネリンだったでしょうか?

  • ツマジロカメムシの飛翔

    今日は室内、明るい窓辺でツマジロカメムシの飛翔を撮影しました。
    何度も飛んでくれたので、飛び立ちのポイントを少しずつずらしながら、
    センサーにかけていき、様々な飛翔の瞬間を狙うことができました。
    カメラアングルはほぼ真上から、カメムシは画面上方に向かって飛んでいきます。

    ↓この2枚は、翅の打ち下ろしの途中
     

    ↓続いて、翅の打ち上げ
     

    ↓完全に打ち上げた瞬間には、翅がぶつかります

    ↓そして再び翅の打ち下ろし。。。

    カメムシは飛翔時、前翅と後翅が連結して1つの翅のように機能します。
    翅の連結はおそらく、第1回目の翅の打ち下ろしの過程で行われるでしょう。

    以上の写真解説は、別種のカメムシの高速度ビデオ映像から推測しています。

  • セグロアシナガバチの求愛行動

    連日、天気がよく、この日も気温は20℃近くまであがりました。
    お昼近く、外をまわっていると、弱りかけたマツの木の周辺に、セグロアシナガバチが飛ぶ様子が気になりました。
    おそらく新女王の越冬場所となるだろう幹に大きくあいた洞のあたりで争っています。
    最初は新女王同士で、場所取りの争いでもやるのかなあと思いましたが、次の瞬間、1匹がもう1匹に乗っかり動かなくなりました。。。交尾だったのです。

    そこでようやく気がつきました。
    越冬場所を探してまわる雌(新女王)を、雄が待ちかまえています。
    それも1ヶ所につき雄は1匹。しっかり縄張りを作っていて、他の雄をよせつけないようです。

    を待つ雄の姿は、興味深いものでした。
    奇妙にお腹を持ち上げて、腹端を開いています。
    何か、におい物質でも発しているのでしょうか。

    秋の天気のよい日に、フタモンアシナガバチの雄が、日なたの大きな石や木の柵などに陣どって雌を待つような場面にはこれまで何度も遭遇しましたが、交尾に至るのを見たことはありません。この日見たセグロアシナガバチの行動はとてもわかりやすいもので、今まで気がつかなかったのが不思議なくらいでした。

     
    時々雌がやってきて、雄はそのたびに交尾しているようです。
    一時間ほど撮影していましたが、5分に1度ほどとかなり頻繁に見られました。
    ただし時間は30秒ほどで、本当に交尾しているのかどうか怪しいものでした。
    そのまま洞に入る雌もいましたが、またどこかに行ってしまうものが多かったです。

     

  • ヒトスジシマカの飛び立ち

    だいぶトリミングしているのですが、以前に撮りたくて撮れずにいたシーンだったので、これは嬉しかった!

    小さめに写っていることでピントも深く、ブレも少ない好結果に結びついたかも知れません。
    このあと倍率を上げてトライしましたが、失敗の連続でした。

    夏の間は猛威をふるったヒトスジシマカですが、だいぶ少なくなってきました。
    ギリギリ今年のうちに(一枚だけですが)結果を出せてよかった。。。