Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ミンミンゼミ

    お盆のお墓まりに山形の実家に行ってきました。
    ついでに庄内には少ないミンミンゼミの撮影をやってきました。

    ですが、150マクロにビデオ一脚のみというお気軽スタイルでは、ブレが酷くてNGでした。
    結構頑張ったのですが、暑さで頭もふらふら、いつもの調子もでません。
    新しいFinalcut ProⅩの実力テストと思い、編集上で手ぶれ補正をかけてみましたが、元が酷ければやはり補正は不可能でした。

  • 昆虫酒場

    今さらではありますが、山形にもこんな樹液の虫が豊富な光景があったんですねえ。子供の頃から夢見ていた光景を、ようやく目にすることができました。

    もちろん、条件さえそろえば日本全国どこだって絵に描いたような昆虫酒場ができるはずです。たぶん自然状態では難しい事で、やはり人の手によって手入れされた林であることが重要そうです。

    この場所は、昨年から時々訪れていた場所でした。永幡さんに教えてもらったときには、「うわっ、そこですかあ」などと負け惜しみのような声をもらしてしまいました。

    でも、本当に悔しかったのは、時期が一月遅かったこと。
    そうでなかったら、羽化したてのオオムラサキを思う存分に撮影できたはず。。。

    7月末で連載を終了した山形新聞の「やまがた昆虫図鑑」の最後を締めくくったオオムラサキも満足のいく画像にできたかも知れないなあ。

    まあ、これはもう来年です。・・・来年に期待しましょう。写真もビデオもたくさん狙います。

    とにかく多いのがカナブン。アオカナブンは一匹のみでクロカナブンも少なかったです。 
    オオスズメバチ相手にはまるで勝ち目がないカナブンも、コガタスズメバチとは同レベルのようです。
    執ような攻撃に耐えて樹液をなめ続けております。

    昼間っからカブトムシ・・・というより、昨晩からの居残り組でしょうか。
      
    右のオオムラサキ、またしても画面中央にとらえられませんでした!!

  • ルリボシカミキリ

    昨年の夏に見つけた貯木場。ちょうど大好きなルリボシカミキリのシーズンで、まとまった数を見ることができて大喜びしました。

    今年は新たな薪が増え、ルリボシカミキリも10匹ほど見ることができました。

    ここの持ち主にご挨拶したいところなのですが、いつも誰もいませんし、もちろん所有者を示す看板があるわけでもなく、いまだその機会がありません。

    怪しいヤツめ、ここで何をしとる・・・と怒られるのも、ご挨拶のきっかけになるので、全然嬉しいんですけど。。。

    さてルリボシカミキリ、貯木場に集まるのは産卵のためです。
    雌は産卵に適した薪を探し、雄は雌を求めて歩き回ります。

    雌は雄より一回り大きく、随分貫禄があります。
    まるでその気のない雌に懸命にしがみつこうとしている雄は何とも滑稽で、ますます小さく感じました。

    いやいや、彼も必死なわけですから、そんな事言っちゃいけません。

    産卵中の雌。薪の割れ目に、産卵管を差し込んでいます。
     

  • ヨツスジハナカミキリ

    ルリボシカミキリのいた貯木場には、ヨツスジハナカミキリも産卵に来ていました。
     
    GX-200では小さくしか撮れなかった飛翔シーン。
    アカハナカミキリもそうですが、バンザイスタイルでない、後ろ手な感じの姿勢が面白いです。

    一匹だけ見つけたシロヒゲナガゾウムシ。残念ながら雌でした。

    雄は異常に長い触角が特徴で、それゆえこの名前があります。
    きっと雄もここにやってきているはず。
    これから注意して見ていきたいと思います。

  • ハナダカバチ

    タマムシを実はいくつかモデルさんに連れ帰ろうと企んでいたワタクシ。
    このまま手ぶらでは帰れないと、柏崎に残り、25日は朝から動くことにしました。

    午前中はしばらく天気が悪く、これじゃタマムシも動かないと少々くさっていたのですが、たくさんのハチの羽音が耳に入ってきて急きょ別モードに切り換えです。
    羽音は公園の砂場から聞こえてきました。あまり遊ぶ子供もいないらしく草ぼうぼうな砂場。
    そこに群れていたのがハナダカバチです。

    実は私はハナダカバチとまともに向き合った経験がありません。
    でも、昆虫の映像を子供の頃からテレビで見まくっていた私は、すぐにそうとわかりました。

    なるほどこれか、これがハナダカバチか・・・

    山形でも単体なら写真に撮ったことはあります。でも、ここで見るようなコロニーができていたわけじゃありません。今日見るこれこそ、ハナダカバチと思いました。

     

    たくさんブンブン飛んでいるのは、ほとんど雄のようで、たまに獲物を運んで帰ってくる雌に、わっと近づいて行くのが見られました。

    なので、広く見ていると獲物を持った雌が来たことが、そんな動きからもわかります。
    ただし、獲物を運ぶ込むのが実に早い!早いヤツは、ハキリバチのようにすっと入っていきます。
    仕方がないので巣穴に入る前にちょいと脅かし時間稼ぎをする作戦に出ましたが、間に合わない事の方が多かったです。

     

    獲物は、オオハナアブ、キンバエ、それとヤマトアブらしき大きなアブをかかえてくるのも何度か見ました。

     

     

    まずビデオを撮影することにしたため、写真は少なめ。
    後で確認したら、こんなに少なかったかと焦ってしまいました。

    タマムシを採集する目的を果たし、山形に帰る時間も考えなければならないので仕方がありませんでした。。。
    庄内とはだいぶ違って、柏崎には見るものがたくさんあります。
    以前より色々ご縁のある土地ですが、これからもお世話になります!

    動画追加 8月31日