夜の闇に飛ぶサトクダマキモドキ。庭でつかまえた一匹にモデルさんになってもらいました。何度もくり返し飛んでくれるいいモデルさんでしたが、だいぶ疲れさせてしまったかな。。。


閃光時間1/20000秒のストロボを使用。
ミカンの枝で蛹になってくれました。その様子をムービー一眼、パナソニックGH2で撮影。レンズはシグマ マクロ150mmです。
ただカメラを回しただけの映像でも、見れば見るほど面白い!気になるところは、ぜひ何度でもくり返して見て下さい。これまで少なくとも5回は撮影している私ですが、皮がどんどん後方に送られていく動き、気管の脱皮、尾端の再接着のシーンなど、面白くって毎度見入ってしまいます。
今回、あらためて気になったのは、幼虫の皮の下に時々現れる気泡です。3:25あたりがわかりやすいでしょうか。自然に気泡ができてしまうのか、自発的に空気を送りこんでいるのか・・・いや、そうか!ちょっと閃きました。
気管の脱皮が終わり、皮の下の気門から呼気が出はじめた、ということではないでしょうか。考えてみれば、脱皮の最中は、呼吸も満足にできない苦しい時間なのかも知れませんね。
抜け殻を落とすまでは、ほとんどノーカット。
速度も通常のままです。
蛹化や羽化の映像はよく時間を縮めた映像で紹介されがち。速度を変えたならそのように伝えてほしいものですが、忘れてしまうのか意図的なのか、全く注釈ないままテレビで放送されてしまうこともしばしば。とんでもない誤解がうまれるんじゃないかと、私はテレビを見ていて心配になります。
SA2では、AVIやQuicktimeといった動画をはじめ、JPEGやTIFFなどの画像でも記録できます。ですが、私は毎回RAW形式で記録しています。RAWだからといって、普通デジカメでできるような幅広い露出調整はできませんが、記録形式の選択に迷うことなくまず撮って、あとでFASTCAM専用ソフトPhtron Fastcam Viewer(PFV)で様々な形式に書き出すことができるのがありがたいところ。
RAWから動画へ書き出す過程でJPEGに書きだしたものをリサイズして並べてみました。トノサマバッタのジャンプです。秒3000コマでの撮影のものを10コマごと抜き出しています(画像にカーソルをかさねると、ファイル名が表示されます)。実際にはもっと細かく撮れているというわけで、おそるべし秒3000コマ!









しかし、1枚の写真としてどうかというと、トノサマバッタは全コマブレブレです。サムネイルからもブレ具合がわかると思います。1/3000秒で写真を撮っては、全くとまらないことがイヤというほど分かる結果ですね。
そもそもオリジナルサイズが1080×1080ピクセル(約100万画素)ですから、単写真としては残念ながらNG。こんなふうに、連続写真で並べることでようやく価値が生まれます。
ちょうどこんな画像を見ていたところでしたので、先日の海野さんの小諸日記、クルマバッタモドキのジャンプには、えらく驚きました。先生、さりげなく載せておられますが、私はこれまで見たことのないタイプの写真に本当にビックリ!!いったいどうやって撮られたのでしょう???
ご本人に電話で伺って、なるほどと納得しました。スチルカメラもおそるべし!
ナミオトシブミとヒゲナガオトシブミの飛びたちの瞬間です。
今年6月にPhotron社 FASTCAM SA2で撮影した映像より、YouTubeにアップしました。
現在のハイスピードカメラは従来より感度性能も格段にアップしています。この映像は、96球の小型LEDライト2灯使用し室内で撮影。ハイスピードカメラ用の光源としては貧弱なものですが、なんと3000fpsで撮影できました。小さな昆虫なので、ライトをかなり近づけることができたこともよかったようです。
いうまでもありませんが、ハイスピード用の光源にはフリッカーが発生するものは使えません。水泳競技など屋内スポーツのスロー映像が盛大にちらついているのも、照明のせいです。その点、LEDはフリッカーの心配は皆無です。
ただし、電球型LEDライトはNGのようです。何故でしょう?840ルーメンのものを1つ試してみたのですが、明るさがちらついてダメでした。
今年6月にPhotron社 FASTCAM SA2で撮影した映像より、YouTubeに一部アップしました。
今月初めに撮影した映像についても、ようやく編集作業が終了。
今日は、サンプルDVD及びBlu-rayを作成し、Photron社、そしていつもお世話になっているHさんあてに送る準備が整いホッと一安心。