午後5時にハンノキ林に移動し、ミドリシジミの飛翔を狙いました。
曇り空で背景は今一つでしたが、雄たちはまたよく飛んでくれました。
数は少し増えたようです。
道路を横切ってクモを運ぶところを見つけて、車をとめて撮影しました。後ろに見えているのは小諸にいたときから乗り続けている愛車。
7年乗り続けて、走行距離は170,000kmを超え、様々な部分にトラブルをかかえております。長く頑張ってもらいましたが、近く引退してもらうことにしました。
我が愛車スズキのエブリィ、思えばあまり写真に撮ってあげていません。オオモンクロベッコウを撮りながら、今日はやたらと画面に入ってくるなあと思いましたが、ハチのコース取りのせいでなく、エブリィ君が寂しくなったのかも知れません。まだ一月近く頑張ってもらうから、よろしくね。。。
さて、オオモンクロベッコウですが、草むらに入ってすぐに見えなくなりました。彼らは確か、モグラやネズミの坑道に更に横穴を開けて獲物を埋めるはず。小諸で海野さんと何度も追いかけましたが、とても見つかるものではないと諦めました。では、飼育下で再現させようという事になったのですが、それも失敗。よく見るハチでも、見えない所がたくさんあります。
この大きなクモは、ハチの一匹を育てるのに十分そうですが、かなり小さめのクモを運んでいる時もあります。そんな時は複数クモをつめるのでしょうか。それとも、それは雄の子供用だとか?だとすると、雌雄産み分けることもできたりするのでしょうか?
色々妙な考えが湧いてきます。
だいぶ間を空けてしまいました。
月に2回訪れるつもりが、5月は目標達成したものの、6月はついに一度もいけませんでした。
一ヶ月半ぶりに現地を訪れ、ボランティア活動にも参加してきました。
さて、4月末より通っている、宮城県のヒヌマイトトンボの生息地の様子です。(ここまでの状況→1 2 3)
だいぶ緑が増えてきましたが、以前見た姿とはだいぶ変わっていました。
川岸のアシが背丈ほどに伸びて、以前の状況を思い出してさっそく飛び込みましたが、あまりのアブラムシの多さにすっかり凹んでしまいました。 朝露とアブラムシが体中にへばりついてヒドイ有様・・・雨合羽を着て入って正解でした。以前にこんなたくさんのアブラムシがいた記憶はありません。
アブラムシの種類は特に変わったものがついているわけでは無さそうですが、数が尋常ではありません。どの葉も左の写真のような状態で、本来、今頃ですと瑞々しい緑の葉が美しい頃と思いますが、全体に赤茶けた感じがしています。
アブラムシに寄生するハチも多く、そこら中歩きまわっていました。
肝心のヒヌマイトトンボはというと、残念ながら一匹も姿を見ませんでした。
時間ギリギリまで、具合が悪くなるほどのアブラムシと戦いながら、川岸をずいぶん見てまわったのですが・・・。
もしうまく生き残っていたら、アブラムシの有翅虫もたくさんいましたので、食べるものには困らないはずです。
こんな状況の中ですから、時期が遅れている可能性もあるでしょう。
また一週間後かその辺りに一度機会を設けてみたいと思います。
目的のトンボは見られなかったものの、草地には意外なくらい虫が多く見られました。
ナナホシテントウ(左) ナミテントウ(右) アシにつく大量のアブラムシでますます増えそうです。
モンシロチョウ(左) ルリシジミ(右) 春にナノハナが多かったので、モンシロチョウの発生は予想できましたが、庄内より多いくらい数多く飛んでいました。
ここまでは外から飛んでくることも可能な虫たち。
しかし、明らかにこの辺りで津波を被っただろう虫たちも 見られました。
イナゴの幼虫(左) ヒメギスの幼虫(右) 卵は地中に産みつけられます。イナゴ場合はカマキリの卵のようにケースにつつまれていますが、ヒメギスの方は卵むき出しなはず。キリギリスやスズムシも無事かもしれません。
そして、カマキリも生き残っていました。オオカマキリかチョウセンカマキリかわかりませんが、この海岸から1kmほどの場所で孵化したとは驚きです。卵鞘は中の卵をよく守ってくれるようです。
虫たちを撮影中、カワセミとアジサシ(コアジサシ?)が現れました。
川の水は濁っていますが、魚はたくさんいるのが私の眼にもわかりました。
今年初めて庄内のミドリシジミを見に行きました。もうすでにたくさん乱舞しているかと思いましたが、過去二年見た経験では、まだ半分以下の発生という感じがします。
今年の目標は、雄同士がくるくる絡み合って飛ぶ、卍巴飛行の撮影です。たいていは樹幹の全然届かないところでやっていますが、毎回5度ほどは手の届くところまで降りてくるのを見ていました。
今年はそれをGX200でバッチリ決めようと思っているのです。
何故一眼レフではなくコンデジなのか?
連写はできないし色々不便そうに思われるかも知れませんが、GX200では、たまに「何で?」と不思議になるくらいよく写る事があるのです。
左の1枚は、本日の唯一の飛翔写真となりましたが、失敗作ながら可能性を感じさせてくれます。うっかりシャッター速度を1/320秒に落としてしまっていましたが、これを1/1000以上にするだけで、黒いにじみ感は少なくなります。
一眼レフカメラが採用するフォーカルプレーンシャッターでは構造上、GX200が軽くやってのける1/2000まで全速ストロボ同調なんて夢のまた夢です。これがまず第一の利点。
内蔵ストロボの位置も、レンズが適度に前に飛びだしている形、レンズ径の小ささ・・・他にもコンデジ・・・GX200のメリットは様々あります。
本当は二匹が写っていなければならない写真ですし、色々問題ありますが、今年はまずこの作戦に絞ってみたいと思います。これから一週間くらいは夕方晴れたら粘ってみましょう。
右は上の部分アップ。
シャッターチャンスさえよければ、悪くなさそうです。この日は、1時間半ほど粘りましたが、たった一度降りてきただけで、しかもすぐにバラけてしまいましたから、全くの不完全燃焼でした。