Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ニホンミツバチの巣


    クルミの木の根元に、ニホンミツバチの巣がありました。
    それほど大木でもないので、どれだけうろがあるんだろうと思いましたが、巣の入り口を写真に撮ってみると、
    奥の方に巣の本体が見えます。やはりかなり狭い空間に作られているようです。

    最初は100mmマクロで遠くから撮っていましたが、どうもそれほど攻撃的な連中ではないようです。
    GX200でも狙ってみました。

    だんだん大胆になってきて、終いには巣の入り口をカメラを持った手で塞いでしまうくらいに寄っていました。
    つい先日、腰高君に、ニホンミツバチに刺されて腫れちゃった顔を見せられたばかりですので、油断できません。
    間違って一匹つぶしたりでもしたら、この平和も終わりです。

    しかし、コンデジ様々です。うろにカメラを突っ込んでミツバチの巣を撮影なんて
    一眼レフではなかなかできない芸当と思います。

  • タムシバの味は?

    ひどい虫食いの痕だなあと葉っぱをひっくり返してビックリです。
    ハバチの幼虫が何匹もかたまっていました。

    ガやチョウの幼虫は得意ですが、どうもハバチの幼虫というのは苦手です。クルッと体を丸めているところがいやなのか、毛がないのがいやなのか、こうしてかたまっているのが苦手なんだか、自分でもよくわからないのですが・・・。

    もっとも、私がそんな感覚は持つということは、虫にとっては狙いどおりなわけです。こうして固まってくねくねして、気味悪いだろ〜あっち行けよ、とやっているのです。

    ハバチの幼虫であることがわかりますが、種類まではわかりません。食べていたのはタムシバの葉でした。>>>コブシハバチの幼虫のようです。

    そこで思い出したのがタムシバの名の由来。なんでも葉や枝を噛むと甘い香りがするので「噛む柴」、それが転じてタムシバとなったという、よくわからない説明を見ます。甘いというのはどれくらいと思って、ちょっと噛んでみました。

    かすかに甘みを感じますが、それより後味の悪さに閉口しました。仁丹っぽい薬臭い感じが口の中にひろがって、それがずっと後を引く感じです。もう二度と試そうという気にはなれませんでした。

  • ウラクロシジミ

    今年始めて見るゼフィルスはウラクロシジミでした。
    昨年まで飛んでいる姿を何度となく見ていながら、結局一枚も撮影できなかったチョウです。

    時折、しとしと降る雨を、木陰でしのぎながら歩いてましたら、夕方4時過ぎになって、急にあたりが明るくなって来ました。その時です。

    偶然にも視界の中に、ゼフィルスらしき姿を認め、それがマルバマンサクの上だったりして、もしやもしやと近づいてみれば、念願のウラクロシジミ!

     

    晴れてくると、それまで全くの無風だったのに、急に風が出て葉を大きく揺らし始めました。写真に撮ろうとすると風が出てくる・・・不思議ですが、本当によくある事です。

    飛ばないで、まだ飛んでいかないでと祈りながら近づいて、何とか一枚撮影。ピントの浅い、やや不満な画像でしたが、更に角度よくと思ったところで飛ばれてしまいました。

    でも一枚撮れただけで、まずは満足しました。
    裏面はこんなものでよしとして、 本命は表面です。
    これをどう撮るかが、難関でしょう。

  • ムカシトンボの産卵痕

    林道わきにチョロチョロと流れる水辺にかかるフキ。
    ムカシトンボが産卵するのはこんな場所と、あたりをつけて探してまわり、ついに見つけた産卵痕。

    もちろん、本当に撮影したいのは産卵シーンですが、

    確かに2日前そこを見た時は気づきませんでした。
    ということは前日の産卵だったのか・・・何とも悔やまれますが、縁があれば不思議に出あえるものです。
    近づいてはいますが、あまり熱を入れても今年はダメかも知れないなあと、私の勘がそうささやきます。

    ところで、どこで当たったのか、翌日より私の首はヒドイかぶれ症状が出てしまいました。
    患部は人に見せられないような気持ちの悪い状態です。とにかく痛くて辛い。。。

    ウルシ?ツタウルシ?
    自分はこういった植物毒に強いつもりでおりましたが、今年からダメになってしまったのかも知れません。

  • ヤマトシロアリの結婚飛行

    ムカシトンボの産卵痕を見つけたものの、その後一匹とも出あえず。

    収穫が少ないのはつらいもの。何か別の試みでもやっておくべきだったかと焦りの気持ちまで出始めます。

    唯一、収穫と言えば、逆光線に浮かび上がるたくさんの虫を見つけたことでした。

    一直線に、同じ方向に向かって飛んでいく様子は、結婚飛行に飛び立つ羽アリのようです。

    今頃なんだっけと発生元を確かめてみると・・・

    アリではなく、シロアリでした。
    東北のこの地でシロアリと言えばヤマトシロアリです。

    草の根本に巣の出入り口が開いているようですが、よく見えません。飛ぶのがあまり得意ではないシロアリは、高い所にのぼって飛び立ちます。

    それでもどうしてもうまく飛べずに、下に落ちるのがかなりたくさんいるようでした。