コクワガタのいたヤナギの木には、4mほどの高さにマイマイカブリが一匹。 こんな時には、またしてもGX200の登場です。
一脚の先にカメラを取つけ、フォーカス、露出、ストロボすべてマニュアルで適当な所に固定し、10秒のセルフタイマーをセットします。そして、ひょいとマイマイカブリの側に寄せて、だいたいこんな感じかと1枚撮影。
画像を確認し、位置を修正し、再び撮影。これを何回かくり返して撮影しました。 カメラの動じずに樹液を吸い続けてくれたマイマイカブリに感謝。よく見れば、右の後脚が欠損しています。 木に登るのに困ることはないのでしょうか。
川原のヤナギにコクワガタが集まっています。 シロスジカミキリの脱出口からは樹液がしみ出し、また、そこはちょうどいい隠れ家にもなります。 雄同士が出あってケンカが始まりました。
穴の中には雌が陣どっておりました。
こんなにすっぽりおさまっていられたら、雄は樹液を吸うこともできなさそうですが、まるで不満な様子は見られません。雌が安心して自分の傍らで食事しているのが、何より楽しそうです。そして時々やってくる邪魔者を打ち負かした瞬間もたまらないようです。
この感じ、われわれ人間の雄にも共感できる部分がありそうじゃないですか?
相変わらず一匹二匹ずつですが、今年は方々でミヤマカラスアゲハに出あいます。 高速度カメラ試用中に出あえなかったのが本当に残念。
これでも多い方です。
しかし本当に敏感な連中です。 3メートルほどの距離から撮影し、一歩踏み出したら 一斉に飛び立ってしまいました。
その後も戻ってきてはくれません。 近くに似たような吸水ポイントがいくつもあるからなのでしょう。
沢沿いの道で、ムカシトンボにであいました。道路脇に水のしみ出した辺りをパトロールしているようです。 小さくですが、何とか1枚飛翔中のものを撮影しました。
上の画像の部分アップ、ピクセル等倍です。 GX200でISO400での撮影。画像はヒジョーに荒れています。 こんな画像ですが、今の私にとっては記念すべき第一歩!
ようやく自分のホームグランドの庄内で、ムカシトンボを見ることができました。まずは一安心。 でも、もうすでにいい季節は過ぎているかもしれません。これからどう撮影していくか、急ぎ作戦を立てます!
ムカシトンボを探しに、昨年も入った山奥の沢に向かいました。 ところがまだまだあちこちに雪が残っていてビックリ。今に至っても、山の春はだいぶ遅れています。
写真はヒメクロサナエ。 これは成熟個体ですが、川岸には羽化したての弱々しいものが目立ちます。抜け殻もあちこちに見られました。
トチノキの葉にトンボのシルエットが見えました。 1枚撮影したあと、そっと上をのぞいてみると、これも羽化直後のヒメクロサナエでした。