Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ミヤマカラスアゲハ

    このところ山に入るとよく見るミヤマカラスアゲハの吸水シーン。
    広くたくさんいるという感じで、あちこちで見ますが、だいたい一匹か二匹です。

    画像中に見える白いものは、トチノキの花。
    高い木に咲いたものは、そろそろ散り始めています。

     

  • コルリクワガタ

    ずっと雪におおわれていた低い木々では、今も芽吹いていないものがあります。
    トチノキも、見上げるような樹高の高い木は満開に花が咲いていますが、下の方ではようやく芽吹くものも。。。

     

    そんなトチノキの新芽に、この日はコルリクワガタも見られました。新芽をかじって汁を吸っている一匹を撮影。雄のように見えましたが、さて?
    脚が欠けていて不便そうですが、この直後、あたふた歩き出すと飛んでいってしまいました

  • ウスバシロチョウ

    今年はだいぶ発生が遅れました。6月に入ってようやく数が揃ってきた感じがします。雪解けが遅かったことが影響しているのは間違いないでしょう。鶴岡市内でも地面が露出して、ムラサキケマンの芽を確認したのは4月に入ってからでした。

    ウスバシロチョウの幼虫

    その後幼虫を確認できませんでしたが、蛹になったのは5月の連休過ぎだったと想像します。成虫を見始めたのは20日過ぎです。

    ハルジオンの花も同様に遅れて、やっぱりウスバシロチョウのメインの吸蜜源となっております。

  • オトシブミに寄生する輩

    サワグルミの葉をまくナミオトシブミ。
    そこに五月蠅い連中が、チョロチョロ走り回っていました。

    オトシブミの小さな卵に寄生しようという、寄生バエの一種と思われます。
    小さい個体が翅を横に広げて 大きい方にディスプレイしているようでした。
    同じ種類の雄と雌かも知れません。

  • タケウチトゲアワフキ

    幼虫の巣を確認してから10日。
    自宅から30km離れたこの場所に通うこと3度目にして、ようやく成虫の発生を確認しました。
    初めて見る虫に「うわっ、いた!」と、まるで子供のような自分でした。

    最初はせっかく見つけたのに逃げられたらイヤだと、離れたところから恐る恐る撮っていましたが、
    次第にそれほど敏感な虫ではないことが分かってきました。
    長いトゲ状の突起は小楯板の一部であることも、しっかり確認できました。

    こちらはちょっと面白い写真です。

    羽化直後のようです。
    巣からまず幼虫が出て、そこで皮を脱いだ様子が見えてきます。

    複眼はグレーで完全ではないようです。
    まだボンヤリとしか見えていないんじゃないでしょうか。

     

     

    かがくナビ「今週の自然だより」にも記事を書いています。
    ぜひこちらもご覧下さい。