Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • マグソクワガタ

    そうか、こんなやつだったか。。。

    昨年はいくらか意識してまわっていながら、全然見られなかったマグソクワガタです。気がついたら、目の前に多数飛び交っておりました。見つかるときはこんなもの。
    まるでクワガタに見えませんが、触角にややそれらしき特徴が見えます。

    現場はこんな環境です。山あいの小川の岸辺に、細い流木やらススキの枯れ枝やらが積もっていました。

    一時は10匹以上がこの狭い空間にふわふわ舞っていましたが、
    カメラを持って戻ったときには、静かになっていました。
    やはり、カメラは常に持ってチャンスに備えなければなりません。

    さらに、帰宅してからもう一つ失敗に気づきました。
    どうも撮影したのは雄ばかりのようです。
    しまったな〜雌雄の特徴をチェックしていなかった。。。

     

    ところで、現在、一週間ハイスピードカメラを試用中です。
    Photron社のSA2、昨年秋にもお借りした機種です。
    今回に合わせて小型液晶モニターを購入しましたが、これが大正解!Cineroidという韓国の会社のもので、とっても気に入っています。

    天候が今一つで苦戦中ですが。。。

  • ヒメクロサナエ

    薄暗い杉林の中を流れる小さな流れを遡っていくと、明るく開けた場所に出ました。そこで見た一匹のサナエトンボ。

    ヒメクロサナエ、雄です。

    フキの葉にとまっていたところを近づいたらパッと逃げられ
    あれ〜と思っていたら、近くのハナウドにとまってくれました。

    それほど警戒心が強くもないようです。
    あまり気にしていないようです。

    キョロキョロと、上空の虫を眼で追ったりしていました。

    流木の上にとまったヒメクロサナエ

    樹皮がはげてしまって明るく目立っているのがいいのでしょうか。

    でも、ルリタテハのように執着することはないようです。
    一度飛び立ったら、もう帰ってきませんでした。

     

     

    再び薄暗い林の中に入ると、カワトンボが何匹も飛び立ちました。

    日だまりで虫をねらっているようです。
    私の眼にも、アブやハエ、ユスリカのような小さな虫が、木洩れ日に照らされて、たくさん飛んでいるのが見えます。

    ガガンボを捕まえて食べるカワトンボ。
    見ている前で、ガガンボの長い脚がポロリポロリと落ちていきます。

    それにしても器用なものです。
    脚もつかわず、口だけで食べています。

     

  • チュウレンジバチの産卵

    庭のバラに産卵するチュウレンジバチを見つけました。
    ハサミで枝を切っても産卵を続けていましたから、そのまま室内に持ち込んでビデオ撮影しました。

    風の影響がないので、詳細がよくわかります。
    特に一回目のアップ映像。2枚のノコギリ刃で産卵孔を広げている様子が見えて面白いです。

  • オオトラフトンボ

    大きな池のまわりを歩いていると、羽化したてのトンボがとまっていました。ヨツボシかな・・・と近づいてみると、どうも感じが違います。トンボに疎い私でもトラフあるいはオオトラフのように見えます。

    あとで自宅に戻って調べたらオオトラフトンボと確認できましたが、とにかく今までろくに縁がなかったトンボに違いありません。少々興奮気味に色々撮影しました。

    ところが・・・

    気がつくと、そこらじゅう抜け殻だらけです。
    水際から1mほど離れた草にはいあがって羽化しています。

    そればかりか、なんとまだ羽化途中で翅をのばしているものまでいました。もうお昼過ぎだというのに!

    あとで調べてわかりましたが、オオトラフトンボは 午前中の明るい時間に羽化するとのこと。

    この場所、今までも多かったのでしょうか?
    とにかく数の多さに驚きました。。。

     

     

  • タケウチトゲアワフキ幼虫の巣

    オオバボダイジュの枝に、ムネアカアワフキの幼虫の巣そっくりの物体をいくつも見つけました。

    5mmほどの長さの筒状の物体。
    タケウチトゲアワフキの幼虫の巣に間違いないでしょう。

    探しはじめてすぐの事。あっさり見つかってしまいました。
    固そうですが、爪の先でひっかくと、簡単に欠けてしまいます。

    もう成虫が出ていてもいい頃のはず。
    しばらく探してみたのですが、付近にそれらしき姿はありませんでした。

    ↓右の写真の巣からは、何やら怪しい粘液がしたたっております。
    中の幼虫がどういう動きをしているのか非常に気になりますが、巣を壊したところで、きっと何もわからんでしょう。

    でも、もう少しあとにここに来れば、確実に成虫を撮影することができるでしょう。
    楽しみです!